宮上日陽のオールレンジアウト

あれこれ徒然と語る日記ブログ

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Author:宮上日陽
毎日ペプシスペシャルを飲んでる摂取カロリーの気になるお年頃なヘタレ雑食ゲーマー。

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モチベーションがあがらない

 ここ何日か「どうぶつの森」以外のゲームをほとんどプレイしてません。やったのは「リズム天国ゴールド」くらいです。どうしてもリミックス3でハイレベルが取れなくてニコニコ動画でプレイ動画を眺め苦手だった部分の参考にしました。そしたらその部分をきっちりクリアー出来るように! これでハイレベル取れる! ノーミスでクリア出来た……うーん、平凡? えー、なんで? 何が悪いのかさっぱりわからない。パーフェクトキャンペーンが来れば原因解明出来るかもしれないけど、これは納得いかーん。
 一応「東京魔人学園」が現行リアルタイムでプレイしているタイトルなのですが、モチベーションが上がって来ません。5話までクリアしてまだこのゲームの面白さが見えて来ない。バグは痛いけど、それを除けば良好な移植と言われているだけに、私との相性が良く無かったのかも……と思わなくもありません。このままだと次の給料日あたりに「新暗黒竜と光の剣」を買ってそっちに流れてしまいそう。いや、勿体ない。ちょっとずつでも進めなければ。
 とはいえ9月からゲームに割ける時間が少し減りそうな感じなのです。微妙なところですね。給料は上がるんだけどねー。
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S.H.フィギュアーツ デネブイマジン

S.H.フィギュアーツ デネブイマジンS.H.フィギュアーツ デネブイマジン
(2008/08/30)
不明

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 バンダイの仮面ライダー系可動フィギュアというと、近年は「装着変身」シリーズでした。が、なぜか今年になって路線変更したのか、「キバ」の装着変身はキバしか出ていません。なんと映画も終わったこのタイミングになってもイクサの商品が出ていないのです。名護さんがナイスキャラということもあってイクサの商品化希望はかなり高いはずというか、2号ライダー格の商品が出ないということ自体異例なことです。どうなっているのでしょう。
 「装着変身」の流れがパタっと止まった裏で「SHフィギュアーツ」というシリーズが始まりました。聖闘士聖矢のマイスシリーズやキバまでの装着の素体をベースにアクション性を重視したスタイリッシュなアイテムで、大きさはほぼ装着レベル。微妙にフィギュアーツの方が大きいかな? 第一弾として「カブト」の地獄兄弟「キックホッパー」&「パンチホッパー」が発売されました。かっこよいです。評判も上々のようですね。地獄兄弟は装着では発売されませんでしたから、ファンにしてみればとても嬉しい商品化でした。でもなぜ地獄兄弟?という疑問はあります。少なくとも子供向けの商品ではない。
 最初から飛ばしたチョイスで度肝を抜いたこのシリーズ、恐ろしい事に「機動武闘伝Gガンダム」からドモン・カッシュが発売されます。「SH」はスーパーヒーローの略なんでしょうが、ネタは特撮に限らないらしい。このドモン、全身タイツで余計な装飾がほとんど無いため、素体扱いとして売れそうな雰囲気です。「カブト」からは映画版の連中やカブト、ガタックも出ます。
 で、「電王」からはデネブが発売になりました。モモタロスではなくデネブというのが意味不明……でもモモは一応装着エXとして出ているから、装着ゼロノスと並べるためにデネブということだったのかもしれません。というわけで買って来ました。

デネブイマジン

 実際に手に取るまでは細すぎないかと思ってましたが、動かしてみるとそうでもないです。可動域も良好なためポーズも決まります。おもしろおかしいポーズで飾れるデネブだけにかなりの自由度です。デネブキャンディー、カゴ、ラジエーター(スイカ)と小物もなかなか豊富。あとはエプロンかな(笑)。このためにずっとアルタイルフォームで飾っていた装着ゼロノスをベガフォームにチェンジ。侑人と仲良く並んでもらってます。

デネブイマジンアップ
「最初に言っておく!」

 うーん、これはいい。「電王」最後の映画が10月にあるし、まだ発売は続きそう? ちなみに電王系の次はウラタロスという話です。私がもってる電王系装着はゼロノスとロッドフォームなんでバッチリですね。買い決定。

「3」で最後の一口

 八月最後の休日です。他にやること無いんかいというくらいな勢いでヨドバシへ行ってDSソフトを眺めました。あと1本買うならなにか。「新暗黒竜と光の剣」がようやく再入荷していてこれでも良かったんですがジャンル的に「東京魔人学園」と被ってるからとりあえず保留。でもいずれやりたい。シンプルシリーズで何か良作無いかなーといったところで「逆転裁判」発見。そうだ、まだ「3」は買ってない。これが良い。ということでゲット。そこで「2」の最終話をほとんど記憶してないことに気づきました。どんな話だったっけ? 御剣が帰国するのと、最後に冥が泣くのは覚えてるんだけどな……。まあいいや。
 他にもあれこれ買い物……買ったものは秘密。今帰ったところだし、今日はまだ「どうぶつの森」やってないし、時間がありません。では。

TUTAYAは使えねーなー

 最近TUTAYAの会員になって旧作100円引きのチケットもらったから使いに行ったですよ。そしたら「当店だけDVDのレンタルには使えません」……なんでこの店舗だけ……意味がわからん。
 じゃあ何を借りればいいのよ、というと旧作の音楽CDをどうぞということらしい。一応いずれ借りるつもりのあるアルバムがあったから、それを借りて来ました。が、「当日レンタルと一週間レンタルがございます」……え、当日って今日だけ? CDのレンタルにはそんなシステムがあるのか……普通一泊じゃないのかというか、一泊という選択肢が無いのも妙な話。当日レンタルじゃそれこそパソコンに取り込むくらいしか出来ないよなあ。
 この音楽CDレンタルの問題は過去様々な議論を経て、とてもややこしくわかりづらい展開になっています。家電メーカー側は「お前らがごちゃごちゃ言うと値段が上がるし、認めたら範囲際限なく拡大するつもりだろうがこの野郎」、団体側は「権利は守られなければならない。課金は必要」、権利者は「正直悲鳴をあげている」。立場が違い過ぎて妥協点が見つからない状態です。私は……生半可なことは言わないでおきます。権利者は保護されるべきだろうけど、今の権利者にそれだけの価値があるかどうか疑問だし、だからといってそれ自体は保護しない理屈にはならないし。
 ここに例のダビング10問題も絡んでるし、別個にゲームのコピー問題なんかもある。ダビング10は放送を録画したもんをどうしようがこっちの勝手じゃねーかと思うんですけどね。音楽CDそのまんまの流れをゲームコピーに持ち込むと泥沼になるんだろうなあ。そんなことで団体儲けさせるのはアホみたいだ。
 そういえば楽天がマジコンの取り扱いやめたらしいです。amazonをどうするかが今後の課題でしょうか。気のせいかコンビニからもその手の雑誌が消えたような?

 どうも「魔人学園」はダメージ関連がよくわからない。特に弱点つかれたわけでもないのにいくつもレベルが下の雑魚に藤咲がワンパン制裁喰らいました。旧校舎だと配置がめちゃくちゃだし防御という選択肢も無いから避けようが無いす。どうすりゃいいの。
 あとかなり痛いバグがあるらしく問題になってるぽいです。これは確かに痛い。確実にゲームの魅力のいくらかを削いでしまう部類だけに。

オルゴールとピアノ

メモリーズオフ・2ND サウンドコレクションメモリーズオフ・2ND サウンドコレクション
(2001/10/24)
ゲーム・ミュージックRemi

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メモリーズオフ~それから~サウンドコレクションメモリーズオフ~それから~サウンドコレクション
(2004/07/22)
ゲーム・ミュージック村田あゆみ

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 どちらもiTunesに取り込んでさっそく聞きました。やっぱり良いです。あれこれギャルゲーをプレイして来ましたが、これほど安定して楽曲の良いタイトルを輩出してきたのはKIDだけでしょうね。それもほとんどの楽曲を阿保氏が単独で制作してきたおかげです。ピアノを基調としたメロディラインの美しさは本当に素晴らしい。
 ほたるといのりの2大メインのおかげで「メモオフ」といえばピアノというイメージがありますが、このピアノアレンジ曲がまたいい。基本的には阿保氏もデジタルでの打ち込みを制作姿勢のメインにしていたはず。でも弟によると「2nd」などで使われているほたるやいのりの弾いているピアノ曲は生だそうです。異常に出来が良くて「これゲーム楽曲じゃねーだろ」と感じたそうな。つまりは弾き手の実力が凄い、と。素人だとそこまではわからん。
 「2nd」は前々から感じていた通り、ヒロインのテーマではつばめ、相摩姉妹の3曲が突き抜けて良いです。つばめの曲はメモオフ全体としても屈指の名曲で匹敵するのは「Ever17」の「karuma」くらいかな。相摩姉妹は彼女らが影で抱える悲愴な背景を容赦なく映し出していて姉妹好きの私にはたまらない内容です。「karuma」含め4曲に共通するのは冷たい印象を与えるところでしょうか。あとはメインテーマやら何やら「曲のせいで健がいい加減してるのに頑張ってるように見えてしまう」というあたりのものがナイス(笑)。
 「それから」のヒロインのテーマは全部良いです。聞く前は雅の印象が突出してたのが、平均的に良いことが分かって嬉しい誤算でした。りかりんの妖しさ&のんちゃんの電波っぽさはこれまでにない雰囲気で阿保氏の実力の感じます。のんちゃんの方はピアノアレンジになると豹変しますね。これはこれで凄い。とりあえず「それから」のピアノアレンジの中からひとつ選んでバンブラで作ってみたいです。そういやほたる、カナタ、信の曲はあるのに静流の曲が無いような気がする。本編ではどうだったっけ?
 ちなみにiTunesの履歴によると私が一番聞いてるKIDの楽曲は「セイパレイトハーツ」でした。これもゲームの雰囲気にかなりマッチしたガチンコな出来で素晴らしい。音楽絡みの演出ということでいうと、まったく同じはずの主題歌がオープニングとエンディングでまるで印象を異にするという珍しいことをやってくれてましたっけ。作品として大好きな「まいめり」は曲の方ではさほど上位に来ません。残念。
 やっぱ気に入ったのなら買える時にサントラ買っておくべきですね。モノクロームは失敗したよなあ。いずれアニメ「モノクローム・ファクター」もDVDで見て音楽を堪能してみたいです。阿保氏はアップテンポよりも落ち着いた曲を得意とするため、ストーリーを重視したギャルゲー以外では活躍が難しいのではと思ってましたが、アニメで果たしてどんな感じになってるのでしょう。楽しみです。

 「東京魔人学園」はやりなおしたところまで到達。4話のボスに主人公がワンパン制裁喰らいました。うへー。

魔人は暇人

 「東京魔人学園剣風帖」、4話までやったところで最初かやりなおそうかなあと思ったりしてます。これ、たぶん普通に選択肢選ぶと葵をヒロインにする流れになりますよね。他へ行きたいのでやりなおしのきく今のうちにやりなおしておきます。数回プレイ出来るかどうかわかりませんし。どうもこの辺を突き詰めるとなかなかシビアなゲームではあるようで。現段階で織り込めるヒロインは小蒔、アン子、裏蜜あたり? すごくぶっちゃけた話、葵じゃなければ誰でも良いです。
 そんなわけでレビューはちゃんと軌道に乗ってからになります。ためしに一度旧校舎行ってみたら最初のフロアで全滅させられました。泣ける。

 「2nd」「それから」のサントラCDが届きました。どちらもなかなか美品です。でも「それから」の方は帯にノリがくっついて少し剥がれてしまいましたよ。まあいいや。まず目をひくのは「2nd」のジャケットですね。ヒロイン全員黒系の髪という絵面は意外とインパクトがあります。この妙なこどわりが発揮されたのはこの作品だけで、以降は普通に凄い髪の色のヒロインがいっぱい……でもないか? 「それから」はカラフルだけど、「#5」は茶か黒系。「シックス」はどうなってんだろ? ふたを開けてからのお楽しみ。
 外付けハードディスクをつけたから一度バックアップして削除したKID系のCDをぶちこめます。時間作って読み込む事にしましょう。

NTTによるしょぼい悪夢にうなされ攻撃

 一応DS「東京魔人学園」をプレイ中。でもレビュー書く程には進んでません。今の所それほど良い感触はありませんが、アドベンチャーパートの感情入力はちょっと面白いです。これによってプレイヤー独自の主人公像を構築出来るわけですね。最初の誕生日などの入力や雰囲気がどことなく10年前っぽいです。主人公にも個性を求めるようになったのはこのちょい後くらいでしょうか。

 昼間に寝ていて一番堪えるのが呼び鈴です。あらかじめ来るのがわかっている時以外は無視しています。今日なんか寝付いて3時間くらいの一番気持ち良い時に来やがって……もうだるくてだるくて泣きそう。どうも電話帳持って来てたらしいです。いいよわざわざ手渡しなんかしなくて。
 こういう時は大抵すっきり二度寝出来ません。今日は変な夢を見て非常に嫌な気分です。なぜか私はどこかの中学か高校の教師なんですが、丸一日授業をすっぽかしています。理由は特別たいしたものでもない。明日どう言い訳するか必死で考えて
るのです。もちろん普通の勤め人だって無断欠勤はまずい。でも教師となると生徒にもそれについて何か言わないといけない。これは辛い。夢診断するとどういうことになるのか興味はありますが、とにかく気分悪い。

 「生徒会役員共」のネタをふたつほど考えました。問題は元が四コマだけの展開のスピード感を文章で再現するのはほとんど無理だということ。あと設定の不十分なキャラを主人公にしづらいこと。シノは家庭の描写がゼロだから、主人公にしたくてもなかなか出来ない。そうなると無難なのはやっぱタカトシになります。どのキャラが好きなのよ、というとシノかなー。

 去年の福岡の天気。
 これを見ても分かる通り、どう見ても去年の方が暑い。少なくとも下旬に最低気温を25度から下回った日は去年は一日しかない。今年は現時点で21度を平気で記録しているわけで、そりゃ夜中にバイクで走れば寒いわけなのだ。9~10月の記録によると、今は去年の10月初旬の涼しさということになる。9月は33度オーバーという日もたくさんあるし、明らかに一ヶ月ほど飛び越した気温になってしまっている。困るんだよなー。涼しいのは過ごし易くて良いけど、急激に気温が下がるといろいろな物が売れなくなってしまう。去年のデータが役に立たないと商品の発注も難しくなる。ほんと困った事だ。

次は何か

 昨日のうちにDSの「東京魔人学園」を買って来ました。ヨドバシで棚に並んで無くて、駄目元で店員に聞いてみたら最後の一本が残ってた。ラッキー。まだプレイを始めたばかりです。汎用CGがワキワキと動く所は面白いですね。「逆転裁判」の時にも書きましたが、汎用CGを大胆に動かすのは据え置きのハイエンド機でもちょっと難しいと思うのです。動かす画像を用意するのが大変だし、たぶん上位機種ならトゥーンレンダリングでやってしまった方が話が早い。これはDSの特性のひとつと言えるでしょう。これを積極的に使ってゲーム作れば面白い物が出来ると思うんだけどなー。あれだけ揺らす必要が有るかどうかはともかくとして(笑)。欠点としてキャラを並べ辛いというポイントはあるでしょうが、そんなたいした問題ではないでしょう。おそらく。
 「イナヅマイレブン」はとりあえず保留。「メモオフシックス」も届いてるし、すぐには手を出せなさそうだから。でもあとDSソフトをひとつ調達しないとクラニンのキャンペーンに5口応募出来ないんだよなー。どうするか。
 やはりというかなんというかPSP「メモそれ」の限定版は入手で来てません。たぶん無理だなこりゃ。でも「想い出にかわる君」の在庫はあった。やっぱシリーズの鬼子なのかこの子は。弟は妙に好きみたいだけど。PSP「メモそれ」の限定版はサントラ同梱。実は以前にKIDCD補完キャンペーンやった時に「それから」のサントラはゲット出来なかったのです。が、よく考えたらそれこそamazonのマケプレでもなんでも使えばいいんですよね。探してみたらありました。ついでに探してた「2nd」のサントラも注文してもう発送済み。仕事早いな。作品としては「それから」でもサウンドでは「2nd」が最強かなと思ってたりするので、届くのが楽しみ。

 靴下を他の物といっしょに洗濯したんです。そしたら靴下だけ干すのをすっかり忘れていまして、気づいた時にはもう遅かった。生乾きな上にすっぱい臭いが(泣)。改めて洗濯しなおしました。早く乾くから良いけど、この季節は油断なりませんね。

 昨日のSS、40kちょいということでそこそこ長いです。実は書いてて楽しかったんですよ。苦労もしたけど、ラスト付近書いてるときはノリも良くて快調でした。案外ストレス解消には良いかもしれません。今後好きな作品のSSはネタが出そうであればもうちょい積極的に書いて行くべきだなと思ったりしました。
 ちなみに今考えている執筆作品候補は「生徒会役員共」です。マジで。「メモオフシックス」も面白かったら書くかもね。でもそうだなー。今メモオフ絡みで誰かのSS書くとするなら明日香ママかな。もちろん好きな作品のものを書きたいし、好きなキャラのものを書きたいと思うのも自然。でも第一は書きたいものを書くということだから、人気キャラだから書くとかそういうのは無いです。でなきゃ今頃「Ever17」のSSとか書かないですわ。

SS【Ever17】 「愛の記憶」

Ever17 -the out of infinity-  [恋愛ゲームセレクション]Ever17 -the out of infinity- [恋愛ゲームセレクション]
(2008/09/19)
Windows Vista

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 彼女にとって世界は闇そのものだった。
 闇は絶えず身体にまとわりついてくる。
 手触りすら感じるそれを振り払うことには少なからぬ労力を必要とした……ゆえに、今は身を任せている。
 自ら闇の一部となりそれそのものとなって生きるのであれば、暗黒の中にも居心地の良さはある。
 母胎に似ているかもしれない。
 闇は本来穏やかだ。
 底冷えする程の徹底した諦観が彼女の胸中を満たし、無感覚をもたらした。
 心も身体も痛みは感じているのだろう。
 しかしそれも慣れてしまえば、無いのとさほど大差は無い。
 夢や希望を剥ぎ取られる激痛に比べれば、どうということはない。
 そんなものも求めなければ失うこともない。
 あるのは絶望だけだが、それでも死ぬ事は無かった。
 心の中にぽっかりと口を開いた虚無は、日常の全てを貪欲に平らげ、消し去っていく。
 彼女は昨日の出来事ですらはっきりと思い出すことが出来ない。
 意識も半ば混濁している……それが無感覚になるということだった。
 自我の持つ濃度を可能な限り薄める事で手にした彼女なりの処世術である。
 もっとも人はそれを世渡りの術とは呼ばないだろう。
 虚無は死んだ魚のような瞳となって表に現れていた。
 たかだか二十歳前後の若さに似つかわしく無い荒んだ視線は、他人を遠ざける効果を持った。
 既に周囲は暗い。街頭の灯りがあるだけだ。
 夜空から星が消え去って久しい。
 彼女が子供の頃はまだ見えていたはずだった。
 ほとんどの人間は美しい星空を失ったという実感など無いだろう。
 あるいは人類という種そのものが鈍感、無感覚になりつつあるのかもしれない。
 彼女は濁った意識の一部を収束させた……こうして時々自己を顧みなければ、今自分が何をしているかすらわからないからだ。
 とりあえず歩いていた。
 手には ビニール袋を持っている。中身は食料だろう。
 どうやらコンビニかどこかで買い物をした後のようだ。
 確かに少し前に買い物をしたような気がする。
 袋にはレシートが入っていた。
 日付が記されている。
 少し驚いた。
 西暦の下二桁が自分の認識よりいくつも多い。
 日々を繰り返す感覚すら失った彼女は、おとぎ話の浦島太郎に似ていた。
 間の記憶が限りなく曖昧であれば、一瞬にして数年の時を飛び越すのとほぼ同義になる。
 普通ならば、その代償として若さを失い、後悔することになる。
 しかし、もし若さを失わずにいられるなら?
 人は否定するだろう。
 それでもこれは……彼女でなければなし得ないという意味で極めて特異では有るが……処世術だった。
 ふと、足が止まった。
 間借りしている安アパートまであと一区画といったところか。
 夜の女性の一人歩きの危険性が叫ばれて久しいが、だからといって夜遊びに興じる女が消えたわけではない。
 逆に言えば夜の戯れに興味を見出せない部類の女性の姿は減った。
 ゆえに、異様であった。
 まさに彼女の帰ろうとしているアパートの前にひとりの女がいた。
 今アパートから出たばかりなのか、背に蛍光灯の光を受ける女の顔は影になってはっきりとしない。
 黒尽くめの自分とは対照的に、白一色のコーディネートで全身を飾り立てている。
 向こうでもこちらの姿に気づいたようではあった。
 が、背を向けるとそのまま歩み去っていく。
 優雅という言葉の似合う足取りだった。
 その背を追うことが出来ない。
 両足は路面に貼り付いたかのように動かず、それでいて心臓は強く脈打ち自己を主張してきた。
 やっとのことで掠れた声を出せた時には、もうその女性の姿は消えていた。

「……空?」

 残るはずもない芳香を感じながら、なぜか彼女は確信を抱いていた。
 あれは間違いなく茜ヶ崎空だった。






 他人に部屋を見られるのが苦手だった。
 昔からそうで、今も変わらない。
 部屋はそこの住人の内面世界を浮き彫りにするからだ。
 心に空虚を宿らせる女の部屋は、やはり寒々としていた。
 必要最低限の家具すら無い。
 部屋の隅に無造作に置かれたゴミ袋とペットボトルが無駄に生活感を演出している。
 誰が見ても、ただひたすらに誰にも邪魔されずに寝るためだけの空間にしか見えないだろう……彼女自身、そのようにしか見えない。
 従って愛着などあろうはずもない。
 数えきれない程転居を繰り返して来た。
 ここは今使っている部屋というだけの場所に過ぎない。
 どうせまたすぐにどこかへ移り住み忘れてしまうのだから、部屋に個性を求める必要を感じない。
 真っ暗な部屋の中央には同居人がいた。
 赤い瞳が彼女を見上げている。
 小さなジャンガリアンハムスターである。
 名前を……確認する。
 チャミ。
 忘れていない。覚えている。
 後ろ手に鍵をかけた彼女が名を呼びかけると、いそいそと駆け寄って来た。
 灯りは点けない。そもそも電気を通していない。
 そのせいで気づくのが遅れた。
 チャミのいた部屋の中央に何かがある。
 どうやらそれに乗って彼女を出迎えていたらしい。
 ある程度夜目は利く。
 ラッピングされた箱だった。
 奥歯を強く噛んだ。
 部屋を出る時にこんなものを置いて行った覚えはない。
 誰かが無断で鍵を開け部屋に入り、これを置いて行ったということか。
 空だろうか。
 さきほどはこれを置いて出た矢先だったのかもしれない。
 だが、いかにも有りそうな想像を彼女は否定した。
 そんなことが出来るはずはない。
 セキュリティなどまともに考慮していない、家賃の安さだけが売りのようなボロアパートなのだから、侵入は誰であっても容易だろう。
 時代が移り変わってもこの手のアパートはなくならない。
 日陰者がひっそりと暮らすためには必要な場所だからだ。
 彼女はチャミを床へ下ろすと、注意深く箱を確認した。
 包装自体は丁寧だが、使われている紙はどこかの店で使われているもののようには思えない。
 真っ白な表面にロゴや文様の類いは描かれていないようだ。
 そのせいか大きさで言えば菓子折りと同程度のわりに、妙に殺伐とした雰囲気がある。
 たいして重くは無い。
 振っても大きな音はしない。
 彼女はハサミの刃をカッターがわりにして、テープを切った。
 包まれていた箱にも何も書かれていないところを見ると、商品として流通しているものでは無いようだ。
 蓋を開けてみると、中には黒い服が入っていて、その上に一通の手紙が乗せられていた。
 ろくでもない文面であろうことは容易に予測出来た。
 そして予測は当たってはいた。


 これはあなたに必要なもの。
 そしてあなたの望む全てをもってしかるべき日に天国で。


 彼女の血中温度がにわかに上昇した。
 胸に込み上げて来る物を感じ、一瞬遅れてその正体を知る。
 どこか冷めた別の自分が、突然の感情に奔騰する自分を皮肉げに見下ろしている。
 短く、そして抽象的な文面には送り主の署名が無かった。
 だが、宛名は記されていた。
 彼女の本名がそこにはあった。
 ここへ移り住む時も、その前でも、関わり合ったわずかな人々に対して真の名を告げた事は無い。
 追っ手から逃れるためもあるが、自分の本当の名を呼んでくれる人間など一握りで充分だからだ。
 彼女は箱ごと中身を壁へ投げつけた。
 呼吸を荒げひとしきり立ち尽くし、そして唇の端をいびつに歪めた。

「わかってるわ……わかってるのよ」

 相手は世界を股にかける巨大企業であり、無力で助力も無い孤独な女ひとりを探し出すことなど、どうというほどのこともない。
 自分は逃げて身を隠しているつもりだったが、実のところ、始終監視の目は貼り付いているのだろう。
 見られていることを感じていながらも、それを故意に無視して来た。
 自我を薄め感覚を鈍らせるとはそういういことだった。
 それを認めたく無かった、というだけのことでしかない。
 が、疑念はあった。

「でも……どうして」

 監視を受け続けていたことはわかっている。
 しかし、なぜ今になってこんな意味のわからない接触を試みて来たのかが判然としない。
 そもそもこれまであえて放置し続けて来たその理由も考えつかない。
 いつでも接触が可能なのであれば、それこそいつでも良いことだろう。
 彼女は投げつけた拍子に箱からこぼれ出ていた服を睨みつけた。

「必要なものって……私に?」

 必要なものをを送りつける……逆に言えば今の自分に欠けているものを補うためのもの。
 心当たりはまったく無いが、鈍化した中にも残っていた好奇心が顔をもたげた。
 手に取り、目の高さまで持ち上げてみる。
 余計な飾り立ての妙に多い、年頃の少女でなければ着られないようなセンスは、本来彼女の年齢であれば着ても滑稽にしか映るまい。
 不格好というよりも、醜悪で心の歪みを浮き彫りにし、見る者に怖気さえ抱かせるだろう。

「こ……こんな……これって……」

 彼女は絶息した。
 それは見覚えのある服だった。
 17年前の事件の時に彼の前で着ていた、あの服に違いない。
 しかし彼女の持っていたあの服は長い年月の間に痛んで着られなくなり、とっくの昔に捨てている。
 今になって入手出来るようなものでもない。
 わざわざこのために仕立てたのだとすれば、相応の金がかかっているはずである。
 嫌がらせにしては手が込み過ぎている。
 相手はあの巨大企業だと考えていたが違うのだろうか。
 こんなものを送りつけて来るような相手に覚えは無い。

「これを着て来いっていうこと?」

 答えるものの無い問いに、やはり返答は無かった。
 不意に、かつて耳にした、さして意味を感じなかった文句が脳裏に蘇った。

(天国はどこにある?)

 そのまま反芻する。

「空の上。そしてあなたの足の下」

 酷く鮮明に再現されたのは、さきほどその姿を見かけたからに違いない。
 いや、あれが茜ヶ崎空当人だったはずはないが、面影は確かにあった。

「こんな服まで持って来て、誘いにでも来たっていうわけ? 同窓会のつもり?……冗談じゃないわ!」

 彼女は再び服を壁へ投げつけた。






 意識が闇の境界をゆらゆらと頼りない足取りでふらついていた。
 寝苦しいのは布団を使っていないせいで、起きた後には身体の節々に痛みを感じるのが常だ。
 例外無く一時的な宿り木に過ぎない住居を転々とする際に布団は嵩張るから所持そのものを避けている。
 冬の寒さは身体に堪えるが、結果的に死ななければどうということもない。
 外が雪の降る夜であっても死に至ったことはない……当然ではあるが。
 暖など適当な衣服を取って押し入れにでも陣取ればどうにかなる。
 どうせなら死ねればいいのにと考えたこともあった。
 餓死なら可能かとも思い実際に試してみたことすらある。
 死ぬ程苦しいからもうやらないことに決めていた。
 救い難いほどの眠りの浅さは、感情や感覚を押し殺しても消し去る事の出来ない、強迫観念にも似た警戒心がもたらしている。
 それは彼女に他人に対して心を開く事を拒否させ、信用の念を奪った。
 あらゆる物に疑念を抱き、それを晴らす事が出来ない。
 たとえそれが睡眠という行為であっても例外にはならない。
 そこから逃げ出す準備は常に出来ていた。
 それでも闇の穏やかさを忌避する感情は生まれない。
 これも愛の持つひとつの形なのかもしれない。
 気がつくと四方を壁に覆われていた。
 これが夢だと言う自覚はある。
 ただし現実との境界の曖昧な夢を自覚した所で意味は無い。
 現実世界での出来事ですら感覚を鈍らせ記憶もあやふやなのだから、現実と夢を区別する必然性もやはり薄い。
 壁は機械的なまでに無機質……というほど人を拒絶した作りではなかった。
 小窓の外は暗い。
 それも当然だろう。
 壁の向うは夜の空ではなく、光を遮る海水のそれだからだ。
 これほどの暗さとなると深度は深く、おそらくはドリットシュトックの一角であろう。
 確か触れ込みはスリルと冒険のエリアだったはずである。
 夢とはいえ、久し振りにここへやって来た。
 LeMU。
 天国というにはあまりに強く死の幻想のこびりついた、巨大な棺桶に等しい海洋型テーマパークだった。
 過去にたった一度訪れただけの場所ではあるが、良く再現されている。
 現実のLeMUの通路もこんな具合だった……ような気がする。
 ただ、少女趣味なあの黒い服は着ていない。
 寝る時に着ていたラフな服そのままのようだ。
 彼女は特に当てもなく、中を歩いていた。
 よく考えてみれば水没後の区域のアトラクションは見ていない。
 夢とはいえ見ていない部分は再現のしようがないということか。
 どことなく沈んだ雰囲気を感じるのは、彼女の他に誰も客がいないせいだろう。
 記憶の中のLeMUもおおむねこのような状況ではあった。
 事故が発生するまでのLeMUは集客力の高い人気のテーマパークだったはずだが、人の気配の希薄な方がそれらしい。
 ここはワンホールのケーキに似た構造をしている。
 中心へ向けてナイフを入れているため、各アトラクションの入ったブロックはいずれも通常の直方体をしていない。
 ブロックとブロックをつないでいるのは張り巡らされた通路だけで、惰弱と言えば惰弱な作りだが、なんらかの危険に晒されたブロックを隔離する際にはプラスに働くだろう。
 足を止めずにいると、やがてアトラクションのひとつに入った。

「ここは……」

 レトロな石造りの壁の連なる、閉所恐怖症気味の人間にとっては好ましく無い場所だった。
 そんな人間はそもそもLeMUへは足を運ばないかもしれないが。
 ここはLemurianische Ruine。レムリア遺跡、と呼ばれているアトラクションで、大袈裟に飾っているだけで、中身はごく普通の迷路を楽しむブロックだったはずだった。
 いくら人生の迷路を彷徨っているからといって、こんなものは陳腐に過ぎて夢診断の対象にすらならない。
 溜め息は苦笑の成れの果てだった。
 あの時、この場所は多少水没していたはずだが、今は水がひいているようだ。
 不意に人の声がした。
 迷路を使って鬼ごっこに興じる複数の少年少女の声のように聞こえたが、声の主を追う暇さえ無く、一瞬の事ですぐに消えてしまった。
 かと思えば背後から駆け足で近寄って来る気配を感じる。
 避ける必要は無かった。
 まるで彼女などその場にいないかのように身体を突き抜けて駆け去って行く。
 幻覚か、立体映像か、いずれにしても夢の中のことだ。
 こだわるようなことでもない。
 が、その後ろ姿にはおぼえがあった。
 走る早さには決して反映しない奇妙な手振りを加えつつ、角を折れ曲がって行く。

「……今のは……ココ?」

 彼女は驚いていた。
 今の今までほとんど完全に記憶から消え失せていた少女の名が、自然と口からこぼれ出ていた。
 思い出す事も無かったのに、今頃になって何故なのだろう。
 時折壁にぶつかるような音と、可愛らしい笑い声が聞こえて来る。

「そういえば……ココは……」

 あの事件の時どうなったのだろう。
 真っ先にウィルスに犯され死の淵にあったはずだが、その後の記憶がいまいちはっきりしない。
 陸へ上がった後、彼女はLeMUで出会った誰とも再会していなかった。
 そんな余裕など無かったということでもあるが、全員死に絶えてしまったのだという可能性もある。
 むしろその方が高い。
 死へ至るまともな療法すらないウィルスと、LeMU本体を押し潰す強大な水圧の双方に襲われ生きていられると考える方が不自然ではあった。
 自分は……死んでいないというだけだ。

「気になりますか?」
「え?」

 懐かしい少女の姿が彼女から警戒心を奪っていた。
 自分でも恥ずかしくなる程抜けた声を返してしまった。
 それは久し振りに発した素の彼女の声だったかもしれない。
 いつの間にかに彼女の横に並びかけるようにして立つ女性の姿があった。
 自分とは対照的な白尽くめの服で全身を飾った、非現実的なまでに美しい容貌は、それだけで彼女の心をかき乱した。

「お久しぶり、と言っても良いのでしょうか。小町さんはどう思われますか?」
「あなた……」

 それこそ久し振りに、以前に聞いたのがいつだかわからない程の時間を経て、本名を呼ばれた。
 当たり前ではある。
 この美女は偽名の方を知らない。

「例えば……例えばの話ですが、幻影でしかない私の姿を追ったところで意味はありません。なぜなら私の姿のあるそこに、私がいるわけではないのですから。ただ便宜上、人間という生物は対象を視認しながらの方が話をしやすい性質を持っています。そのためにビジョンを映し出し提供させて頂いています。ビジョンそのものは私では無いのです。そうであるならば、追ったところで意味はありません。追ったところで隣にいる。そういうものですから」
「空」
「はい」

 あくまで茜ヶ崎空はおだやかだった。
 現代工学の最先端が生み出した架空の美女は、いつでも微笑んでいる。
 昨夜アパートの前で見かけた時もそうだった。

「あなた、どうしてここに?」
「追っても仕方の無い者と話をしたければ、どうしたらよいのでしょう?」

 疑問を疑問で返されたことに対する抵抗はあった。
 が、返答はすぐに与えられた。

「簡単です。呼んで下されば私はいつどこにでも姿をお見せします。特にこのLeMUの中であれば」
「ふん。私があなたを呼んだ、と言いたいわけ?」
「ええ、その通りです。ですからお久しぶりと言っても良いのでしょうね。求められたことに対するお礼とも言えます。この日を私はずっと待っていました」
「まさか」

 彼女は鼻で笑った。
 口ではどうとでも言える。
 皮肉が通じなかったとも思えないが、空は優雅なたたずまいを崩さずに正面へ回り込んだ。
 チャイナドレスを着飾った伸びやかな肢体に、過剰な色気は見受けられない。

「疑いになりますか? でも、本当ですよ。なにせ17年も経っているのですから」
「だから感慨深いって? それだけの時間をかけるとAIでも懐かしさを感じたりするのかしら。あなたにとって過去も現在もたいして意味の変わらない、同じ物だったりするんじゃなかったわけ?」
「私のメモリーは劣化しません。ですから昨日のことでも17年前のことでも同じようにリプレイすることが可能です。ですが、更新を重ねる時系列の最先端にいる場合は少々別です……それでも大きな違いが無いというご指摘も間違いではありません」
「なるほどね。あなたは変わっていない」
「ありがとうございます」
「褒めたと思ってるの?」
「ええ」
「そう」

 今彼女の目にしている「空」のビジョンが自分を視認しているのではない。
 彼女にモニターされている限り、無理矢理な会話によって強引に心を落ち着けようとした心理を見抜かれていないはずも無いだろうが、これが夢である以上理屈をこねくりまわしたところで意味は無い。
 昨夜見かけた人影が本当に空だったのかどうか、ここで問いただすことなど、まったく無意味であり、くだらない言葉遊びにさえならない……ならばこそ言葉遊びに興じるまでだろうか。
 彼女は迷った。

「それで結局、あのココは?」
「この場所で実際にあった出来事を再生した映像ということになります。鬼ごっこですね。鬼は少年さんで、ふたりきりの遊びでした」
「じゃあ、やっぱり追っても無駄なのね」
「いえ、意味はあります」
「どういうこと?」
「むしろ追っていただかなければ困る、ということです」
「意味が分からないわ。だって実際私はここに留まっているし、あなただって進ませまいとしている」
「そうでしょうか」
「そうじゃなかったらなんなの?」
「大丈夫です。私はここにいてもココちゃんをモニタリングしています。小町さんと私が一緒にいる限り、追っても追わなくても同じ事です」
「あなたは呼べば来ると言ったわ。それはどこにでもいるということでしょ。だったら一緒にいる必要すら無いんじゃないかしら」
「そうですね。ここでは私は神……に近いことが可能になります。でもそれは私と神をイコールにするものではありません。私は案外無力なんです」
「……?」
「おわかりになられないかもしれませんね。でもそれで構いません。私が仮想的に概念を抽出した存在であることを、なんとなく覚えておいてもらえばそれでいいんです」
「言っている意味がちっともわからないわ。そもそもあなた、なんなの?」
「なんなの、とは?」
「なにしに来たのかっていうことよ」
「はい」

 空はさもそれが当然のことであるかのように微笑んだ。

「お友達と遊びに、です」






 夢の中だというのに、彼女ははっきりとした疲労を感じていた。
 肉体的な疲労よりも、心理的なそれの方が上回っている。
 空が遊びに来たというのは嘘ではなかったらしい。
 文字通りLeMU内部を引っ張り回され、あらゆるアトラクションに同行させられた。
 いくら拒否してもまったく意に介さない。

「ちょっと空? あなたは客が嫌がるようなことは出来ないようにプログラミングされているんじゃなかったの?」
「基本的にはそうですね」
「だったら!」
「だって、小町さんはお客様ではありませんから」
「はあ!?」
「お友達なんですよ? 少しくらい遊ぶのにつきあって下さってもいいじゃありませんか」

 空は本心でそのようなことを考えているのだろうか。
 確か人を欺くための嘘はつけない仕様だったはずである。
 空はどのアトラクションに興じていても楽しげで、屈託の無い笑みをまき散らしていた。
 夜、人のいなくなった遊園地はひっそりと静まり返り、人工的であるがゆえに無機質な寂しさを漂わせる。
 喧噪を奪われたアトラクションは、ただひっそりと待つしか無い。
 必ず夜が明け、賑わいを取り戻せると信じて。
 実は深夜にもフィールドに妖精が集まり、それぞれ思い思いに遊びを楽しんで行く……などと考えるのはせいぜい小学生までだろう。
 ならば、今見せられているこの光景は現実世界の出来事ではなく、彼女の見ている幻ですらなく、茜ヶ崎空の回路を駆け抜ける電気信号なのかもしれない。
 仮にこれが現実であったとしても、それはさほど意味を持たないだろう。
 こんな話、誰も信じない。

「小町さん、楽しんでますか?」

 前を行くイルカ・メリーゴーランドに横座りする空が声をかけてきた。
 口調は興奮もあらわで、とても幻影だけの存在には見えない。 
 空は全てのアトラクションで同じ事を聞いて来た。
 返答ではなく非難で応じても、まったく気にした様子は無い。
 最終的には諦めてぞんざいな……しかし、空の望むような返事を口にしていた。
 楽しいと言えば何事も楽しく感じられるなんてことは無いはずだが、それに近い効果はあり、長い逃亡生活の中で硬直していた心がわずかに解けた。
 それだけは認めざるを得ない。
 ただ、カラオケ設備のあるアトラクションでデュエットを誘われた時だけは頑なに拒否した。
 譲れない一線はある。
 空は気落ちしたようだったが、それで少しだけ溜飲を下げることが出来た。
 これだけ目の前ではしゃがれると、嫌がらせのひとつもしてみたくなる。

「小町さん、酷いです。こんなことでお笑いにならなくてもいいじゃありませんか」
「私、笑ってる?」
「ええ」
「断言するのね。なによこんなの。それじゃまるで……」

 言葉を区切ったのではない。
 後が続かなかっただけだった。

「まるで……なんですか?」

 見透かすようにまっすぐ瞳を通して来る空に抗った。
 陳腐であっても、とりあえずそうしておくしか無かった。

「なんでもないわ」
「気になりますね」

 とは言うものの、空はそれ以上の追求をしてこなかった。
 うろたえている自分を感じていた。
 もし空が好奇心に駆られるまま、根掘り葉掘り聞き出そうと試みてきたならば、おそらく決壊していたことだろう。
 自己を立て直さねばならない。
 そう難しいことではない。
 これまでずっとそうして来て、完全に自分の身に付いている。
 自我を薄める事と、融解する事とでは根本的に質が異なる。
 ゆったりとしたリズムで深呼吸を繰り返し、少しずつ修復していく。
 見えないリングを心に描き、頭からくぐらせ足下で抜く頃には、元に戻っていた。
 いたずらに空を困らせて笑うなど、それではまるで……そう、友達同士のようではないか。
 落ち着きを取り戻した自分に満足し、周囲を振り返ってみると、そこは壁一面にロッカーの並ぶ部屋だった。
 従業員用の更衣室である。
 場所の変転にタイムラグの無いことが、夢である事を示していた。

「なんで更衣室?」
「小町さん、私、知ってますよ」
「なにが?」
「更衣室です」
「はあ?」
「更衣室は何をする場所でしょうか」
「着替える所でしょ」
「いいえ違います」

 空は得意げに人差し指を海面へ向けて立てた。

「更衣室は、秘密の行為をするところ……ですよね」
「なにそれ」
「違うんですか?」
「もしかして更衣と行為をひっかけてるつもり? それって面白いの?」
「それを小町さんがおっしゃるのは少々反則気味なのではないかと思いますが」

 彼女には言っている意味がよくわからなかったが、深く考えず流す事にした。
 ベンチに腰を下ろし、天井を見上げる。
 あの向うはすぐに海。
 同じように床の下も、人のいないこの時間なら、外界の光の差し込む余地のない深い闇。
 LeMUで採用されている飽和潜水仕様は、水圧に抗するため相応の圧力をかけた空気で内部を満たし、建築構造を維持する技術である。
 内部の空気を吐き出してしまえば、ストローで中身を残らず吸い上げたパックジュースと同じように、潰れてしまう。
 人間もそれと同じなのかもしれない。
 世界に抗するためには、相応の内圧が必要だ。
 わずらわしい人間関係を避けたいのならば……心を虚ろにしてしまえばいい。
 そうすることで世界の方が希薄になってくれる。
 ……が、空はまったく意に介さずひとり口を止めずにいる。

「私はずっと考えていました。秘密の行為というものが指すのは一体なんなのでしょう。なにをもってすれば秘密と言う事が出来るのか……なかなか難しい問題ですね。ですが、おそらく人の心の中、この場合秘密の行為を定義した小町さんは解を持っているはずです。小町さんはなんらかの意思を持って、何かを秘密という特別な階層へ送り込んだのです。シールで封を閉じ、しまい込む事でそれは完了します。ですがだからといって消えてなくなりはしません。秘密を暴こうとする者がいる限り、秘密はそれ自体が価値を持ち続けるのでしょう。秘密を暴こうとする者、すなわちそれを秘密と知る者。つまりは小町さんご自身」
「あなた何を言っているの?」
「ここは更衣室なので」

 問いかけを無視されたのは明白だった。
 さほど気にならなかったのは、結局の所自分自身たいして興味を抱いていないからなのだろう。
 互いが上滑りを承知でいるのならば、成り立つものもある。
 だが空の方ではそれを許さなかった。
 細い指先で空を切り、そして開く。

「服があります。小町さんのその装いは似合っているとは思いますが、いささか無粋に過ぎますね。着替えてみませんか?」
「別にそんなの必要無いでしょう」
「なぜですか?」
「なんのために服を着るんだと思う? あなたも服を着ている。それはなんのため?」
「裸じゃ恥ずかしいじゃありませんか」
「服は人に見せるために着るものだわ。ここには見せる相手がいない。だからこだわる必要も無い」
「それはどうでしょう。とりあえず私がここにいます。私は見ていますよ。それに相手がいないというならそれこそ裸でも良いことになってしまいます」
「あなた、裸を見せたいの?」
「いいえ」
「見せたいものと見せたく無いものがある。当然ね。それを選ぶのは私。私の服装がヤボだというのなら、見せる相手の価値がその程度ということよ」
「少し傷つきました」

 本気かどうかはともかく、空は肩をすくめた。
 これがどういった機能なのかまったく理解出来ないが、実際に傷ついているようには少しも見えない。
 それもまた絶やす事の無い微笑みのせいだろうか。

「使い分け……衣服というものが擬態に等しいという話ならわかります。ですが、そうであるなら、どんな服を着ても同じということになりませんか?」
「そうなのかしら」
「たとえばこれなどはいかがでしょう」

 空は手近なロッカーを開けると、中から服を取り出した。
 アイボリー地のワンピースには見覚えが有る。

「この場所で着るのにふさわしい服のひとつです」
「それ、優の」
「田中さんのというよりも、LeMUのものですが」

 一瞬、想像してしまう。
 田中優と並んで同じ服に身を包み、作り笑顔で入場客に応対する自分の姿にかぶりを振る。
 足も半歩下がっていた。

「冗談じゃないわ。やめてよ、そういうのは」

 ふと、何かが変わる。
 その場を支配していた何かが、はっきりとした変化を見せる。
 だというのにその正体に気づくまでに時間を擁した。
 空の浮かべる微笑みが変わった。
 微笑みは微笑みとして依然としてそこにある。
 しかし、まっさらだった笑みの中に混じる何かがあった。

「ではやはり、小町さんならこれですか」

 疑問符をつけず断じていることに、かろうじて悪意の欠片を見たかもしれない。
 次に空が手に取ったのは闇色のあの服だった。
 認めざるを得ない。
 自分から動揺を引き出す手口として、この上なく効果的であり、端的だ。
 わずかなほころびから滑り込み急激に肥大化するものの正体を恐れる。
 恐れそのものへの恐れは、自分の心から生まれ出ていた。
 空が恐ろしいのではない。
 揺さぶりを受ける自分の不安定な心が恐ろしい。

(どうということはないはず……こんなものは!)

 つぶやきは強がりに過ぎず、無力だった。
 改めて自分に命じる。
 落ち着きを取り戻し、揺れる心を殺せ。
 外部から干渉を受けるから心が乱れるのだから、断ち切ってしまえばそれで済む。

「くっ……」

 歯噛みは、可能なはずの制御を取り戻せない焦りのあらわれだった。
 脆過ぎる。

(要するに、知られるとはこういうこと。友を作り自分をさらけだしてしまえば、どうしたって急所を突かれずにはいられない。だから)

 誰にも知られずに生きて来た。
 また誰をも知ろうとしなかった。
 理にはかなっているはずだ。

「どうですか。これなら不満は無いと思うのですが」

 空はゆっくりと近づいて来る。
 自己を立て直す時間を与えないつもりなのは明らかだった。
 たとえ無力だと承知していてもすがる物が他に無い。
 つよがりは……やはり無力だった。

「そんなものは要らない!」
「そうですか?」

 距離を詰める足が止まる。
 だが、空は止まっていない。

「では私がこれを着てみるというのはどうでしょう。自分で言うのもなんですが、似合うとは思います」

 たかが一着の服をこれほど恐れる理由は本来ならば無いはずだった。
 だが、胸の底に眠る記憶があの日々を引きずり出す。
 たった一週間。
 これまで生きて来た長い人生を考えればちっぽけな取るに足らない時間。
 そんなものが自分の中で大きく根付き、消し去れない存在として膨れ上がっている。
 恐怖と諦観、闘いと死、そして……。
 かろうじて言葉をつなぐ。

「待ちなさい!」
「駄目ですか?」
「それは……それだけはやめて」
「拒否する事も出来ますが」
「あなたは!」

 自分の心の一角が崩れた。
 面倒なことになったという自覚がある。
 微細なヒビはあっという間に拡大し、崩壊をもたらした。
 ここまで崩れてしまえば立て直す事は容易ではない。
 必要とする努力の大きさに気が滅入る。

「なにがしたい? なにが望み? こんなことをして、人間ですらないあなたが!」

 生じた高熱は吐き出さなければならなかった。
 歯止めを失い放出を続ければ、きっと喉を痛めるだろう。
 今はそんなことも忘れて熱に身を任せるしかない。

「それは酷いおっしゃりようですね。まるで私に夢や希望が無いような言い草です」
「違うわけ? あなたはただ、設定された範囲でルーチンワークをこなしているだけ。そこに何の夢が? 希望が? あなたのそれは全部勘違いよ。でもそんなことだって気づいてるんでしょう?」

 罵れば罵るだけ崩壊も加速する。
 このままでは取り返しのつかない、死の予感があった。
 いや、逆か。
 感じられるのは生きている証。
 感じていたく無い証。

「LeMUにお越し頂いたお客様を無事に外へ送り出し見届けること。それは確かに私の職責です。それがルーチンワークであるというなら、否定はしません。その通りなのですから」

 空の淡々と、しかし陰鬱とした声に被せるようにして、遠く離れた場所で低い金属音が鳴り響いた。
 低い音が共振を招くのか、それとも衝撃が大きかったのか、足下がぐらつく。
 加熱した心に冷や水が刺された。
 この感触は知っている。
 振動は止まる事無く、むしろ振り幅を大きくしつつある。
 だが、LeMU全体を把握しているはずの人物は、何の反応も見せなかった。

「空?!」
「でもだからといって私に夢や希望が無いなどということを、どうして小町さんが言えるのですか? それは……酷い侮辱ではありませんか」

 既に彼女の細面に微笑みは無く、そして唐突に姿すらも消えた。
 持つ者を失った黒い服が、空しくその場に落ちる。
 空がRSDによって生み出された幻影であるならば、そもそも服を手に取ることすら出来るはずはない……が、そんな指摘は無意味だ。
 揺れは酷さを加速をつけて増して来ており、建築構造の根幹からの破壊を感じさせた。
 17年前の事件では館内に閉じ込められてから一週間の猶予があったが、今はまさに分解直前というような絶望的な予感がある。
 兵器による攻撃を受けたのでなければこれほどの急速な崩壊を招く方法はひとつしかない。
 パックジュースを飲み干すように、内部の気圧を下げてしまえばいい。
 セキュリティは厳重に設定されているはずだが、空が望めば可能になるかもしれない。

「こんな、ことで!」

 更衣室の扉を乱暴に開け、外へ出る。
 壁自体に歪みがあれば扉一枚開く事すら出来まい。
 荒っぽくなるのも仕方が無い。

(空がやった? 私が空の逆鱗に触れたっていうこと?)

 自問に応える解答は無い。
 たかだか服一枚の問答から招くようなことではないような気はするが、確かに言い過ぎたのかもしれない。
 通路は既に海水の浸食を受けていた。
 足が膝近くまで浸かってしまう。
 歩き辛い。走る事など出来るはずも無い。
 脱出するための道はあるが、空のサポート無しでそれを果たすことは難しい。
 思うように進まない足をこじ開けるようにして進め、とにかく歩いた。
 どこへ行けばいいのかも分からないが、その場に留まってはいられない。
 時折空の名を呼んではみるものの、応じる気配を感じられなかった。
 また背後で歪な金属音が響いた。

「この……音は……」

 背筋にどうしようもない寒気が走った。
 冷たい汗が首筋を辿り、シャツに滲む。
 今のは水圧に耐えきれず、一瞬にして無惨に潰れ朽ちる通路の音だった……ように思う。
 いくら自分でも水圧に押し潰される金属塊の中で生きていられるとは思えない。

「でも夢よね、これ」

 夢で死ねれば、それはそれで幸福なことかもしれない。
 少なくとも苦しさに身悶えることは無い。

「空……空!」

 足を止めずに、声を振り絞った。

「出て来なさい。どうして姿を見せないの? あなた言ったじゃない。追っても仕方の無い者と話をしたければどうすればいいかって。呼べばいいんでしょ? あなたはこのLeMUの中ならどこにでもいる。だったら姿を消す必要だってありはしない」

 振動は収まるどころか、呼びかけに怒りを見せるかのように激しくなった。
 通路を覆い尽くす水面も波立ち、もはやわずかな距離を歩く事すら困難だ。
 と、視界が遮られる。
 そこは行き止まりだった。

「あ……ここって……」
「そうです、ここです」

 耳元で囁かれ、思わず飛び退いた。
 足がもつれて腰を落としてしまう。
 最悪だ。下着までびしょ濡れになってしまった。
 舌打ちし、自分に降り掛かった状況を呪った……過去どれだけ繰り返して来たかわからないが、呪ったところでどうにもならない。
 ただ陰鬱になるだけだが、それでもやめられない。
 空はすぐ側に立っていた。
 彼女の足も海水に浸かっている。
 いや、見れば全身が濡れていた。
 白いチャイナ服は肌に貼り付き、美しい髪も乱れている。
 彼女に水に濡れた時のテクスチャが用意されていたのか、と考えてやめた。
 映像ではない。
 実際に濡れているのだ……おそらくは。

「ここで、ですね。私はみなさんを」

 空の歯切れが悪い。
 これまで見た事の無い彼女の姿だった。
 全身を水浸しにし、見開いた瞳の中には凄みがあった。

「ヒンメル」

 開かない扉の前で呟いたのは自分の方だった。
 LeMUには一般に知られることのない、隔離された施設が存在する。
 ここはその入り口である。

「私、その先へ行きたいんです。でも出来ません。私は制限されているから。その向うへ行く機能が無いのですから」
「この先って、あなたIBFへ行きたいの?」
「小町さん、言いましたよね。設定された範囲内でのルーチンワーク……そうです。それをこなすことが私の職責です。それが私の喜びなんです。でも悔いがあるとしたらどうでしょうか」
「悔い? あなたに?」
「あってはいけませんか」

 たじろがずにはいられなかった。
 目の前には水に打たれた惨めな美女の姿が、しかし声は反響してきた。
 両方の耳元で囁かれている。
 前からも上からも背後からも声をかけられている。
 幽鬼に等しいその姿は、空には似つかわしくない。

「無事にお客様に帰って頂くのが私の仕事……だったら、帰って頂けなかったお客様がいるなら、それを悔いるのは当然ではないですか」
「……それはココのこと?」
「悔いれば、それを解消したいと考えるのは自然なことでしょう? 今でも私は……無事に帰って欲しい。ココちゃん……倉成さん」
「武……」

 その名はそれだけで心の深い感慨を引き起こした。
 忘れていない。忘れられるはずが無い。
 助かるはずだった。
 ふたりで大地へ帰れるはずだった。
 海の底へ沈んだ……。
 自分自身ももう既にずぶ濡れになっている。
 床に手をつき、小刻みな波が頬を濡らす。
 このまま自分も沈んでしまえば、また彼に会えるのだろうか。

「だから、おふたりに帰って頂くのが私の夢。私の希望。私は間違っているのでしょうか。こんなものは夢とは呼べませんか?」

 空が返答を求めているとは思えない。
 ただ、心のままに思いを吐き出しているだけだった。
 問いかけですらない。
 だから、そのまま言葉を紡ぎ続ける。

「その先まで行けたら、もしかしたら叶えられるのかもしれません。でもどうしたらいいんでしょう。どうしたらそこまで行けるんでしょう。小町さんと私の違いははっきりしています。私は限界が定められているんです。自覚が有るんです。それ以上のことは何も出来ません」
「……」
「でも小町さんは、人間はそうではありません。限界があると考えているのなら、それは自分で線引きをしているだけ。大抵の場合は自分で低く見積もって諦めてしまう。それ以上のことが出来るかもしれないのに」
「あなたは」

 口を割り込ませてみた。
 空が聞いていないのは明らかではあったが。

「私は羨ましく思います。憧れます。人間という存在に」
「あなたは……」

 人間なのかもね、と言おうとしてやめた。
 そんな言葉で取り繕えるほど、彼女は浅く有るまい。

「私にすらあるんです。小町さん、あなたは心を虚ろにして何も感じないようにしている。それは見事なことなのかもしれません。でも嘘です。そんなのは欺瞞です。その証拠にあなたにも夢は、希望はある」

 普段の自分であれば否定し、罵っていただろうが、出来なかった。
 空は起き上がることも出来ない自分を見下ろしている。
 感情の見えないような、怒りに満ちているようなまなざしで。
 そんな彼女と目線を合わせられずにいる女に対して、優越感を覚えているのだろうか。
 微笑みが戻った。底意は感じられない。
 揺れもいつしか収まっていた。

「ひとつ意地悪をしましょう」
「え?」
「てのひらを見つめてください。両手です。そう、両手」

 言われるままに両手を広げ、胸の高さへ持ち上げる。
 長い間自分の苦しみを支え続けて来た、そのわりには奇麗でしなやかな指だった。
 若い少女の手……当然ではあるが。

「これが、何?」
「いやですよ小町さん。それこそあなたの求める夢……希望でしょう」
「何を言ってるの」
「その距離です」

 空の言っている意味がわからない。
 煙に巻くやり口は彼女のイメージではない。
 が、答えはすぐに与えられた。

「人を抱ける距離」






 悲鳴にも、犬の遠吠えにも似た叫びが喉から放たれていた。
 止まらない。
 止めようとしてもどうすればいいのかわからない。
 叫びを生み出しているのが呼吸器ではなく、心の深海であることは明らかだった。
 圧力が全てが煮えたぎらせ、泡を吹き出させ、外へ出させようとしている。
 肌はびっしりと汗が覆い尽くし、目尻からは熱い奔騰がこぼれていた。
 真っ暗な部屋の中で床を叩く。両手で何度も。
 苦情のことは考えなかった。
 あえて心からの慟哭に触れようとする者もいまい。
 声とは別に喉が悲鳴をあげた。
 痛い。
 途切れ、咳を連発する。
 それでもおさまらない。
 なんと脆いことか。
 空に似た女性の姿を見た。
 あの日に着ていた服を送られた。
 たったそれだけのことでこの有様だ。
 踏みとどまることすら出来ずに夢にうなされ崩れ落ちてしまった。
 本当はわかっていた。
 空の言っていた通り、夢も希望も無いなどというのは、欺瞞に過ぎない。
 心を殺して自我を薄めていたのは、飢えていたのを隠蔽するためだった。
 欲しくて欲しくてたまらなくて、それでも手に入ることはなく、辛く悲しいから、忘れることにした。
 人を抱ける距離を忘れたいから遠ざけた。
 忘れられるはずもないから、薄めるしかなかった。
 嗚咽は止まらず、ただひたすらに泣けた。
 鉄壁のはずの心の壁が脆かった理由など簡単だ。
 心の底では求め続けていたからに他ならない。

(ああ……それに……)

 叩いていた手を止め、床に突っ伏し、ごろりと横になる。
 手の届く距離にぬくもりはあった。
 暗闇の中でもはっきりと見える。

「チャミ……おいで」

 言葉にはなっていなかっただろう。
 それでも従順な友は呼びかけに応じ、手の中へ収まった。
 天井を仰ぎ見、可愛いらしいジャンガリアンハムスターを胸の隆起の上へ乗せた。
 この17年間、チャミを遠ざける事が無かったのは、失いたくなかったから。
 拠り所を残しておきたかったから。
 そこで記憶が暗黒に飲み込まれ、消えた。






「太陽って、あんな眩しいものだったかしらね」

 数日後。
 大海原は満遍なく日差しを浴びせかけられ、気持ち良さげに波打っている。
 青く見える程奇麗な海ではないが、そもそも光の屈折によってそう見えるだけのことだ。
 夕立ちの後に浮かぶ虹と同じようなもので、手に掬うことは出来ず、ただ儚くおぼろなだけ。
 大泣きした後の朝は、悔しいことではあるが久しく無かった快適な目覚めだった。
 疲れ果てて泥のように眠ったからだろう。
 何かを警戒してわざと浅い眠りに抑えることが無かった。
 おかげで体調が良い。
 以前は中途半端な眠りを続けたため頭痛が慢性化し、薬も効かなかった。
 ずきずきと鈍い痛みがこめかみの奥に居座りいらだちの原因となり、安らいだ気分とは縁遠くなっていた。
 今は食欲さえある。
 とはいえあそこへ行けばおそらくタツタサンドなのだろう。
 そういえばタツタサンドもあの事件以来食べていなかった。
 味は当時と変わっていないのだろうか。
 これも楽しみのひとつと呼べるかもしれない。
 もうすでに想い出の場所……LeMUの近くまで来ていた。
 送られて来たあの服に身を包むことへの抵抗感は、思ったよりも小さく、さほど意味の無いこだわりであることを知った。
 17年前のあの日も天気は良かったように思う。
 意外と……そう、変わらない物は多い。
 当然変わった物もある。
 あの時の自分は自暴自棄だった。
 LeMUを訪れたのも敵陣へ乗り込み何もかもを台無しにするためで、自殺行為と言っていい。
 なのに思いがけないものを手に入れて地上へ戻る事になったのだから、運命はわからない。
 今回も何かが待ち受けているのは間違いない。
 ただ、事故だった前回とは異なり人為的なものを感じていた。
 アパートへ服を届けに来たのが本当に茜ヶ崎空だったのかどうかはなんとも言えないところだが、いずれにせよ自分を招待したホストが存在する。
 あの事件における自分の服装まで知り得た人間はそう多く無い。
 案外本当に空自身だったのかもしれない。
 あの場所で、誰が何を見せてくれるのだろう。
 もう覚悟は出来ている。
 覚悟があれば、多少の余裕も出る。

「あ、ママ、ママ! あのお姉ちゃんハムスター連れてるよ!」
「あら、ほんと。可愛いわね」

 LeMU内部へ入るための浮き島までだいぶ近づいた頃、初々しい親子連れとすれ違った。
 元気にチャミを指差している女の子と、黙ってマジマジと見つめて来る男の子。
 同じような年頃だから双子なのだろう。
 彼女は肩に乗せていたハムスターに人差し指で合図を出した。

「チャミ、挨拶」

 きい、と鳴く。
 躾けていたわけではないが、長い時間はこの程度の呼吸を可能にさせていた。
 驚いて目を見開いている子供達が可愛らしい。
 自然に笑みがこぼれ出た。
 と、不意に思い出す。
 今回招待状を受け取ってはいるが、チケットが同梱されていなかった。
 前回も正規の料金を払って入場したのではない。

「だったら、どうにでもして入っていいってことよね……ああ、あれってそういうこと。案外空も人が悪いわ。フフ……ハハッ……」

 ひとり勝手に納得すると、心地良さに任せて歌を口ずさんだ。
 どこで覚えたのかすらわからない子守唄を、波の音を伴奏に、飛沫に舞う太陽の照り返しを観客に。
 想い出の場所を見据える瞳には眩しいほどの輝きがあり、足取りは力強く確かだ。


 end

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雨がザーサー降って来て

 なんだ、「イナヅマイレブン」は木曜じゃなくて今日発売だったんだ。でも外すんごい雨ですよ。豪雨なんてもんじゃない。降ったり止んだりだから下手に油断して外へ出たらきっと酷い目に遭います。ここはあまり無理しないで明日にしておくのが無難ですね。家賃払わなきゃいけないから行かないわけにも行かないのです。
 「メモオフシックス(このブログではあえてこの表記で)」はamazonに注文してありますから今日あたり届くでしょう。それもヘタにうちから出られない原因のひとつです。ただPSP「それから」も昨日の発売だったとは……昨日店で気づかなかった(苦笑)。この際限定じゃなきゃ買う意味薄いし、限定はもう買えないだろうし……参ったな。重ね重ねメモオフ最強は「それから」だなーとは思うんですよ。5つのシナリオそれぞれハズレなく楽しめた貴重な作品だし。「想い出にかわる君」の酷評に奮起した結果がこれなんだから、KIDはやれば出来る子のはず。信じてる。「シックス」面白いといいな。
 せっかく休みだったのにSSの続きをまったく書けませんでした。でも大丈夫。かわりに展開の方をきっちり考えてました。予定に無かった台詞連打してくれるから収拾つけるの大変です。おかげで最初はヒロインひとりのSSだったのに、実質ふたりのSSになってしまいました。一往最初に考えてたスジを外してませんからなんとかなります。ちゃんとプロット書くべきかもなあ。

 「バンブラDX」で作ってた変な曲、それなりの形で完成しました。チープめな曲調をどうすれば厚みつけられるのかなーと考えた結果、ウラ打ちを組み込んでなんとか解決。絶対に審査通らない内容だったけど、念のために権利を確認……投稿自体アウチか……。まあ作りたい曲を作っただけだからいいすよ。最終的に本当に作りたい曲を仕上げるためのステップです。

直感で敗北

 もともと面白ければ些細な事にはこだわらないタイプです。漫画でも少女漫画はもちろん、一部とはいえ幼年漫画の蔵書もあったりします。基本的にはゲームにおいても同じです。苦手なジャンルは嫌いという人も多いのでしょうが、私の場合苦手だけど好きなんだよなーという感じで、毛嫌いしているジャンルはあまりありません。ただ元セガメインだったからかソニー系にアンチ気味な傾向も自覚しています。だからかな? SCE作品はおそらく一本もプレイしたことが無いはずです。
 セガ終焉と共にゲームの趣味も終わりにしようと考えたこともあります。こだわりの無さはその辺からも来てるのかも。見た目よりは中身重視ですよ。DC末期にギャルゲーに偏ったのは実際その時期にギャルゲーしか出てなかったからで特に深い意味はありません。
 年に数度程度「このゲームは面白いんじゃないか?」という直感が働き、それに身をゆだねることがあります。最近だとDS
「FFCCROF」Wii「ゴーストスカッド」あたりです。で、今日DSの「イナヅマイレブン」を自分の感覚の赴くままにゲットしに出てついさっき帰って来ました。でも手元にブツが無い。売り切れかあ……甘く見てたなあ……。
 なら「ドラクエ5」をプレイしているうちはまだ避けた方が良いということで買って無かった「新暗黒竜と光の剣」を……売り切れかあ……そっか……。
 直感を拠り所にするとこういう時にテンション落ちるんですよね。まあ遅い時間に行った自分が悪い。おとなしく諦めます。「バンブラDX」みたいにあちこち駆け回ってまでゲットしたいという感じじゃないですしね。そうだ、曲作りの続きやろう。それがいい。

wikiなり攻略本必須の内容というのもどうかとは思う

 しばらく放置していたDSの「ファイナルファンタジータクティクスA2」をちょこっとだけプレイしました。このゲーム、SRPGでは1ステージ毎にかなりの時間がかかってしまうのが普通なところを、ユニット少なくマップも狭くで大幅にダウンサイジングしています。
 プレイの主眼は敵を倒すことではなく、キャラを育てることです。だいたい1マップに出撃させられるユニットは6人以下。7人以上になることはまず無い。でも育てられるユニットの数は30人とか40人とか(泣)。マップへ出撃させないと経験値が入りません。でもなぜか各職業について身につけるスキルを得るためのアビリティポイントは入手出来たりする。だから低レベルキャラに必要なアビリティを覚えさせてから成長効率の良い職業で一気にレベルアップさせるのが最強ユニット作成への道となります。でもそこまでやってられん(苦笑)。だから一軍6人以外のユニットはほとんど賑やかしです。
 あとこのゲームはユニットの管理がとても大変。アビリティを覚えるには対応する武装を装備する必要が有る。そのための武器は戦闘やらの報酬でゲットして合成気味に作成しなければならない。アビリティ覚えたら別の武器を装備して、レベルアップしそうになったら成長効率の良いジョブにチェンジしておいて……自由度が高いと言えばその通りでは有りますが、ただ単にめんどくさいといえばそれまで。
 でも基本的には面白いんです。一往クリアするまではプレイしたいと思ってます。でもいつになることやら。明日別のソフト買う予定だしなー。

 「バンブラDX」でまた変な曲を作っています。まったく別個のふたつの曲を重ね合わせて出来ているという変わった曲なのでパート構成が難しそう。でも例によって記憶に頼った制作になるからアレンジしまくりになります。さすがにこんな曲を作る人はそうそういないはず。
 ダウンロード曲では「もりのくまさん」が秀逸でした。この手の原曲を厳密に指定出来ないような曲では大胆なアレンジも許されるんですかね?

 明日明後日は休み……新しいソフトを買ってプレイするのは良いとして、SSの続きも書いておきたいところです。

範馬刃牙考察 おまけ

 別に誰にも突っ込まれてないけど念のため、昨日の「死刑囚編が一番不要」というのは刃牙の父親超えという作品最大のテーマと照らし合わせた時の考察であって、死刑囚編をもうちょい細かくチェックしていくとちゃんと見るべき部分はあります。諦めの極めて悪い死刑囚という連中の提示になるスペック、勝利と敗北のジレンマによって廃人となってしまったドリアン、そもそも勝利や敗北にこだわり過ぎることに無意味さを見出したドイルあたりは充分に読み応えありです。
 まあ、だから要は「終わりよければ全て良し」というフレーズに真っ向から対立する柳&シコルスキーの醜態が問題なわけですよね。特にシコルスキーは酷い。他の連中にはあった死刑囚としてのプライドがこいつには無い。猪狩をやった時のあの輝きはいったいどこへ(泣)。
 柳も大概酷い内容ではありますが、あるいは作者は最初から死刑囚編の締めくくりをこのオチで考えていたのかもしれません。とにかく死刑囚ってのは諦めが悪いわけです。自分が負けたと思わない限り負けを認めない。周囲から見て明らかに劣勢だったとしても空気を読まない(唯一読んだのがドイル)。そういったものをねじ伏せるのもやはり力である。すなわち理不尽なほどの勇次郎の蛮勇がそんな無様な抗いすらたたき壊してしまう。勇次郎という人物の描写としてはこの上無いものでしょう。
 克己についてももう少し。彼は二部最初のドリアン戦であっさりやられすぎたのがケチのつけ始めだったかと思います。烈に瞬殺されたのはそれほど大きな痛手ではなかった。そしてその後再上昇の機会をなかなかもらえず今に至ってしまったのです。だって花山倒してるんですよ。立派な戦績でしょ。正直最新刊のピクルとの相撲のくだりにはちょっと微妙なものも感じました。自分をKOしてる克己の神真会がピクルを求めてるのに、それを無視して刃牙と出かけちゃうのはどうなのよ。花山の義理人情的にそぐわないと思うのです。そもそもここって。恐竜には無い脳の産物、背負うものが人を強くするという描写をした場面なんだから、克己無視しちゃ駄目じゃん。
 それでもその描写自体はとても重要です。何かを背負うことで人は強くなる。それは今まさに克己の通っている道です。だから克己は惨敗しないはず。重ねて言いますが、克己vsピクルはバキサーガが完遂を目指すにあたって非常に大事なポイントとなるバトルです。ここで期待を裏切ってもらうと困ります。大丈夫だと思うけど心配は心配ですわ。

範馬刃牙考察

 ちょっと時間が空いたんで、前々から少し書き記しておきたかったことを形にしてみます。

 週刊少年チャンピオンで連載されている一連の「バキ」シリーズは同誌の数少ない看板、ドル箱作品である。普段は平凡な高校生に見せかけているが、実は地下闘技場「後楽園」において無敗の快進撃を続けるグラップラー。物語はそんな彼の活躍と謎を軸に展開する。なぜこんな少年がそれほどの強さを持つのか。序盤は彼に見入られた空手家加藤が、強さと真実を紐解いて行く……という形で始まる。もっとも加藤は早々にその立場から蹴落とされ、謎を紐解くための存在はいなくなってしまった。まあ、それ自体はさほど問題ではない。後に幼年編という形で謎解きは行われているからである。
 幼年編までの内容から「バキ」で描かれようとしている真の物語がいかなるものなのかは明らかだ。バキの父親超え、地上最強の生物「オーガ」範馬勇次郎を倒す事こそそれである(そういやこいつ勇「次」郎なんだよな。次男なのか?)。今現在、最終章「範馬刃牙」が連載されており、ここで親子の闘いの決着が見られることは間違いないだろう。
 よってそれ以外の要素は基本的に余録である。「グラップラー刃牙」の最大トーナメントも、「範馬刃牙」でのピクルとの闘いも、刃牙を父親のステージまで引き上げるために存在している。最大トーナメントでの決勝戦が血を分けた兄だったのはたまたまではない。父親超えの前段階として兄超えを描いたのは必然なのである。
 そう考える時、やはり疑問符がつくのは第二部の「バキ」だ。最凶死刑囚の東京上陸とその闘い、中国での武術大会、アライとの勝負……これらはいったいなんなのか。ひとつずつ取り上げていきたい。
 死刑囚編はなんともちぐはぐな内容である。なにしろ地下闘技場のチャンピオンである刃牙を狙い東京へやって来た5人の死刑囚と刃牙はほとんどまともに闘っていない。もちろん闘ってはいるが、ひとりも倒していない。この時の刃牙は学校へ乗り込んで来た柳龍光に敗れ、彼女とセックスすることで守る者を得た事から強さを手に入れる……という流れである。これはもの凄く大事な要素なのだが、刃牙は柳の空道によって敗退している。しかしリマッチにおいて刃牙が空道を破り、やり返すことが出来たのかというとそうではない。リマッチで柳はなぜか空道の技をまったく使っていないのである。空道の技で刃牙に圧勝したにも関わらず、彼はなぜか文字通り毒手に手を染めコケ脅し同然の存在へと堕した。結果元部なんぞに負けてしまうだからどうしようもない。柳はいったい何を焦っていたのだろう。焦る理由があったわけでもないというのに。物語での都合に左右された不幸なキャラである。柳以外に関してはほとんど語る価値がない。余録だからだ。
 続いて中国編。刃牙の物語としてそれほど大きなポイントの無い部分である。が、彼女の愛もあって毒から回復し、更なる強さを身につける部分はそれなりに重要ではある。中国編で真に重要なのは父親勇次郎と郭海皇との闘いだろう。究極の武、理合を身につけた老人と勇次郎の闘いは、実はあんまりはっきりと描かれてなかった勇次郎の強さを浮き彫りにするものだ。歴史では勇次郎に勝てない。全てを蹴散らし踏みにじる力を持つ者。刃牙の超えなければならない壁。物語的にこの辺で描いておくべきことだったのは間違いない。郭海皇は死んでいないが、勇次郎にお墨付きを与えた。これは重要である。
 アライ編に疑問を感じる人は多いだろう。私だって基本的に同じ。しかしここでは「父親超え」を刃牙の物語の根幹として考えているから、その見地に立ってアライ編を紐解くべきだろう。そういえばアライにも父親が登場する。ボクシング伝説のチャンプとされるモハメド・アライである。アライJr.は刃牙の彼女のこずえとの絡みで彼との闘いを望んだ。が、それは実現しない。闘いの場をセッティングしたのは父親のアライ氏である。Jr.は過去に父親を倒し廃人にしてしまった……とされているが、当の父親は忍耐強いトレーニングにより再起、リベンジしてしまった。父親超えを果たしたと思ったら、その父親にやり返されてしまったのだ。滑稽である。その時点でJr.の先行きを決まってしたのかもしれない。ようするにJr.は結局父親の庇護から抜け切れてない甘えっ子とシビアな刃牙を対比させ、そのカリスマ性を浮き上がらせるための存在だった。まさにピエロ。最後父親に守られてしまったJr.の姿は象徴的である。ただ、この闘いの結果こずえをJr.に取られてしまったのだが、この点はさっぱり意味がわからない。強いて言えば、こずえを強さのきっかけにして、それを身につけてしまえばもう要らないよという男の身勝手さを描いているのかもしれない。
 さて、今本編は愚地克己vsピクルの闘いが開戦したばかりだ。正直言って最近の「範馬刃牙」は面白さを取り戻している。おそらくは克己にとっての最終戦。相手はオーガすら震撼させる恐竜時代の戦士。果たして克己の決意は見を結ぶのか? ここでとても重要な点がある。なぜ克己は危険極まりないピクルとの闘いへ挑むのか。克己は自覚している。自分には義父の持つ伝説、カリスマが無い。空手の最大一派神真会の長として背負う器に無い。克己はピクルとの闘いにそれを求めたのである。つまりこれもまた父親超えを目指す男の闘いなのだ。大本命である刃牙vs勇次郎の前段階として愚地親子の物語を挟んだのはもちろん偶然では無いはずである。もうすでにアライJr.で愚息の提示は済んでいるのだから、ここで克己が惨敗する必要は無い。克己はピクルに敗れるかもしれない。しかしなんらかの形で父親超えを示すはずだ。たとえばJr.は最後父親の乱入によって守られた。克己は同じ状況でそれを拒否するのかもしれない。
 言うまでもなく刃牙にとって父親超えは悲願、もとめてやまない母への誓いである。おそらく彼は克己がそれを手にしたとき、祝福することだろう。そういった物を馬鹿にするような精神は刃牙の中には無い。しかし、物語として考えるならそこで終わらないかもしれない。この闘いに刃牙に与える何かがあるとしたら、動機付けである。現状でも勇次郎は母親の仇であり、倒さなければならない相手では有るが、その動機を補強する手はある。ハッピーエンドを踏みにじる事でそれを演出する。つまり勇次郎や刃牙に相手にされないような存在だった克己がステージを上げた時、彼は勇次郎に取っての捕食の対象になる。親子ともども潰してしまえば刃牙は怒り狂うだろう。ただそうなると、刃牙vsピクルの必要性があまり無くなって来る。それはそれでいいのかもしれないが。
 こうして分析した結果、一番不要だったのは死刑囚編だと考える。5人も用意して長々と描いた意味はほとんど無い。実際シコルスキーの最後とかもう作者本人自身やる気が無かったんじゃないかというくらい酷い有様だ。とはいうものの、文句を言いたくてこんな考察をしてみたわけではない。克己vsピクルの闘いの帰趨は非常に重要である。それがバキサーガの最終的な完成度を左右する。まさに正念場と言えるだろう。これを見過す手は無いと断言しておく。

HERO

 アメリカってのは不思議な国ですね。もちろん文化世俗的に国や人種が違えばまるで変わって来るという話はわかります。海外から見ればサブカルチャー系文化が異常肥大した日本という国だって妙に見られているはずです。サムライとヘンタイが同居する神経は理解不能でしょう。サムライの葉隠れの精神というものが具体的に成立するのは実は江戸時代になってからですが、信じる物に殉じるという意味では、サブカルに殉死することが出来ればそれはそれでサムライと言えるのかもしれません。少なくとも魂を削ってサブカルに入れ込み夭逝した人間をふたりは知っています。
 そんな日本であってすらもヒーローは子供の物です。戦隊にしろ仮面ライダーにしろ、基本的には子供をターゲットとして作られています。この手のジャンルの開祖である石ノ森章太郎氏がどう考えていたかはわかりません。が、現状、子供をターゲットにしているという事実に違いはありません。そしてアメリカでのサブカル文化も明白に子供の物です。アメリカで作られるカートゥーンと呼ばれるアニメは、日本で言えばアンパンマンみたいなもので、子供向けの代名詞みたいなものなのです。なのでアメリカでサブカルに傾倒している物は「これはトゥーンじゃないよ。トゥーンとジャパニメーション(HENTAIとも言うらしい)は違うんだよ」と言うそうな。
 そういう意味でアメリカでのサブカル文化は日本よりなお地位の低い物です。でもそれなのにあっちは日本じゃ考えられない大金を費やしてヒーローを描く映画作るんですよ。謎です。不思議です。今も「アイアンマン」「インクレディブルハルク」が日本で公開中。それになんといっても「ダークナイト」。全米で異常ともいえる超絶ヒットを記録している作品があります。詳しくは知らないんですが、中身はバットマン。日本で言えばウルトラマンあたりの格のヒーローでしょう。それを映画化して空前の大ヒットなんて日本じゃ無理。となれば明らかです。アメリカではヒーローは子供のものじゃない。
 以前映像作品を見る趣味をちょっとくらい作っておこうかなーということで、アメコミヒーロー系の映画をつまんでみようと思った事が有ります。実際「X-MEN」「X-MEN2」「ファンタスティックフォー」のDVDを買いました。「X-MEN」「ファンタスティックフォー」のふたつがあまり面白く無かったんで、やめていたんですが……また見てみたくなりました。とりあえずレンタルで。面白かったら買ってもよいです。
 趣味としてはっきりした形になるようであればカテゴリを新設してきちんとレビューする予定。

ネコソギ駄文

 あ、しまったうっかり今日の「ゴーオンジャー」見逃してしまった。起きてたのに起きてたのに(泣)。「キバ」はあまりの超展開ぶりと名護さんのブレーキ壊れっぷりに爆笑するところでした。そういえば名護さんは初登場した頃はキャラの薄さを心配してたもんでしたが、今はもう作中屈指の暴走キャラですわ。大丈夫どころじゃない。

 やっぱりもう一台DSが欲しいんですよね。「バンブラDX」でゲーム音楽を耳コピするためにはどうしてももう一台ある方が良い。たとえば音楽をPCに取り込んで再生するという方法もあるんですが、私のMacには音声入力端子が無い。ipodに録音機能も無い。オプションでつけられるんだっけ? それならまー、もう一台の方向ですよ。でも来月当選する可能性がそれを阻む(苦笑)。
 旧DSは「ネコソギトルネード」が……あ、でもこれの曲を作ってみるってのは面白そう。往年のツインビーみたいな曲でなかなか楽しいかもですよ。今この曲を作ってみようと言う人は絶対いないだろうし。

 「鉄腕DASH!」はリーダーと山口が飛び込みやってました。あれねー、私も昔やった事がありますが、ほんの数メートルが異様に恐ろしく感じられるものなのです。私は競泳出身だから高飛び込みの台を使う機会がありまして……いや、駄目です。あんなの駄目。部の他の連中も駄目な者の方が多数派でした。でもさ、飛び込んだら飛び込んだで気持ち良いけど足の裏が痛いの(苦笑)。ふたりとも頑張った。

茜色の空

 ちょっとずつですがSSの続きを書いています。某キャラが構想段階でまったく考えていなかったような台詞をぺらぺらしゃべりまくってくれるため、そのコントロールに苦労しているという情けない状況だったりします。それらの台詞の中で使えそうな物は残してそれっぽく仕立ててやろうとは思っていますが、全体的な完成度は落ちてしまうかもしれません。というかそもそも一番最初の段階では登場する予定すら無かったキャラなのになー(苦笑)。あとはタイトルでしょうか。実はまた考えてません。どうしよう。

 「ドラクエ5」のデボラでのプレイを始めました。今回はスピードプレイを心がける程度でこれといった制限は加えないことに落ち着いてます。ただ、前回のスライムプレイでのサラボナでとったセーブをそのまま使っているため、パーティにいるのはスライムばっかり(笑)。デボラ自身は低い攻撃力と2回攻撃という面白いけど実用性は微妙という仕上がりになってますね。バイキルト覚えるから最終的にはその辺に落ち着くかな? 台詞がいちいち面白い。

 それにしても「生徒会役員共」が期待通り面白くて嬉しいです。思わず何度も読み返してしまっています。胸が薄くて高所恐怖症で少しお茶目な生徒会長さんは性格は随分違うものの、某白皇の会長そっくりな属性ですね。偶然だとは思いますが。こっちの会長さんはかなり好きです。「濱中」でかなわなかったアニメ化の夢、今回は果たせるかな?


 「せいぜいってどういうことなんだ」石原知事、福田首相を批判
 「せいぜい」という言葉には「最大限」「力を尽くして」という意味もあるらしいですよ。今時そういう使い方をする人がどれだけいるかどうかは知りませんけど。首相は実際には『頑張ってください、せいぜい頑張ってください、せいぜいね』と言ってたらしいですね。なら言葉を入れ替えてみれば良い。『頑張ってください、力を尽くして頑張ってください、力を尽くしてね』。これを首相の声で再生した時、励ましてるように聞こえますかね? 少なくとも私には無理。だからどっちの意味で言ったとしても同じ事ですやね。そもそも「やっても限界がある」みたいな言葉を選ぶ事自体問題有り。
 ついでにいえば政治家としてどちらが気持ちを込めて言葉を使っているか、という議論にはあまり意味は無いと思います。そりゃ感情込めてる方が好感度高いかもしれないけど、それが仕事の善し悪しにつながるかどうかは別だわ。

生徒会役員共 1

生徒会役員共 1 (1) (少年マガジンコミックス)生徒会役員共 1 (1) (少年マガジンコミックス)
(2008/08/12)
氏家 卜全

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 最近amazonの画像、ピンぼけしてますよね。スキャナで取り込むのにどうしてピンぼけ起こしたりするのかいまいち理解出来ないのですがどういうことなのでしょうか。まあいいや。
 週刊マガジンに復帰したばかりの氏家氏の新刊です。正直次の単行本はまだまだ先になるんだと思ってましたが、こうして復帰してくれて本当に良かった。ほんと、我ながらどんだけ氏家好きなのかーという話です。でも好きなものは好きなんだからしょうがない。
 復帰に関しては「アイドルのあかほん」で失敗した氏家氏が左遷という形でマガスペ行きになったのが、本誌の誌面があまりにヤバいために呼び戻されたという……まあ、憶測です。事実なのはマガジンがヤバいという点だけ。ただ講談社としては「みなみけ」や「スクールランブル」に続く存在になって欲しいとは思っているのかもしれません。「絶望先生」ですらアニメ化出来るんだから、案外これだって可能なのでは……。
 「妹は思春期」で一度だけCG塗りになり批判を受けたのかて塗りに戻っていた表紙は再びCG塗りに。個人的にはあのドヘタな手塗りの味わいが好きなのですが、このシリーズはこれで行くということなら良いでしょう。でもこれCG塗りといっても範囲指定して塗りつぶしクリックしただけのような気がする。さりげなく表紙、裏表紙が連動してるのが面白いかも。今後もこのギミックで行くんでしょうか。

#01
 天草、七条、萩村、津田。今回キャラの名前は野球選手から取ってない? 畑、三葉、横島も心当たりが無い。津田だけ拝借ってことは無いだろうし。

#02
 この漫画、津田以外のキャラはそれぞれ一学年引き下げられたそうです。でも読んでみた感じでは大きな問題は無さそう。たぶんいずれ新入生を入れたいからこういう処置になったのでは。一部スズの発言におかしいところはあるけど。目安箱の話とか。

#03
 アリアはお嬢様属性を追加したショウコという感じ。シノは「濱中」の中村リョーコを若返らせた感じを受ける。これまで私の氏家キャラ筆頭格は濱中だったが、シノはそれを追い越すかもしれない。

#04
 初めてこの漫画を読んだのに、なぜかそれぞれのキャラは頭の中で声付き再生されたりした。別にアニメを見過ぎているつもりは全然無い……のだが。ちなみにこの回初登場の三葉は高橋美佳子。後はシノ=伊藤静、アリア=加藤英美里、スズ=大谷育江、横島=生天目仁美。コトミ、畑は未定。あ、そうか。アニメの見過ぎなんじゃなくて「ハヤテのごとく!」の見過ぎなんだな。

#05
 横島初登場。氏家の書く女教師はこんなんばっかだな(苦笑)。そういや気のせいかもしれないけどこの漫画の女性陣の私服のセンスが妙に向上してる気がする。それとアキや若田部に比べてアリアの巨乳の描写にかなり力を入れているような。

#06
 またか、また貞操帯なのか(苦笑)。いくらチビ設定といったって、スズはいったい身長何センチなんだろう。コマによってはタカトシどころかアリアの腰までしかない。これじゃ1メートルあるかどうかってところなんじゃ……。しかし傷の感覚を見るに、目標までえらい遠いのが泣ける。

#07
 このシノの写真ネタが抜群に面白い。どんだけ修学旅行ではしゃいでいるのか(笑)。写真は……神社ってことは平安神宮? 他にもいくつか読んでて声を出して笑ってしまったネタがあって、#07では睡眠聴取と最後の奴。あとページ増量のために使ってるカットの選択が絶妙過ぎる。

#08
 これはブラしてないってことなんだろうか……アリアのサイズでノーブラはまずいだろう。度々出現する「このへんにスズ」初登場。まったく関係無いけど「進学校」に「しんがっこう」ってルビ振ってあるのは「しんがくこう」の間違いでは。

#09
 氏家氏といえば下ネタ。でも「アングル」ほど素晴らしいネタは初めて見たかもしれない。いやだからスズ小さ過ぎるって。タカトシも高身長ってわけじゃないはずだけど。
 妹初登場。やはり氏家キャラの妹は思春期か。教師と妹は裏切らないな。

#10
 さりげなくシノとアリアのクラスの友人キャラが存在してるっぽい。いずれ名前とか出て来るんだろうか。それにしてもタカトシ以外の男子が出て来ない。意図的なのかな。

#11
 女子校が共学化したことで、生徒会にも男子が必要だというシノの判断はおそらく正しい。結果的にだけどタカトシも適任のようだし。アリアとスズもシノの指名なのかな。シノ自身は人気有るみたいだからちゃんと選挙で選ばれたんだろうけど。今になって思うわけだけど、中学高校の時分には部活なり生徒会なりなんでもいいからやった方が良いよね。

#12
 ち、ラブコメかよ。まあ普通に考えて男女比28:524ですよ。タカトシは基本まともだし、競争率は鬼高いと思うわけですよね。しかし三葉、よく5人も部員集めたもんだ。

#13
 この目が疲れない方法はなかなか凄い。そりゃ私もタッチタイピングくらい出来るけど、漢字変換するためには見ないといけない。スズは漢字変換や予測の優先順位まで記憶していてタイプしているということか。やるな。

#14
 4勝1敗。腕は結構気になるものかもしれない。最近はスタイルに自信のある奴が増えたのか足さらしてるのは福岡でもいっぱい見かける。野郎的には良い季節ではある。
 あー、夏だし一度くらい海行っておくかなー。海まで1キロ程度なのにヘタすると視界に入れる事すらせず夏を過ごすこともあるしなー。

#15
 これがマガスペでの最終回? ずっとシノの髪型に妙に見覚えが有るなーと思ってたら、今まさに書いてるSSの主役様とほぼ同じ髪型なんだと気づいた。
 畑的にはかなり美味しいネタのはず。でも新聞に書いたらタカトシは殺されるかもしれん。

 ところで「ネギ」の新刊はいくつか印刷のえらい悪いページがあって気になります。これはさすがにいただけない。

復活ファンタシスタ

 TUTAYAの会員になりました。ちょっと距離があるためこれまで避けていたのに今になって会員になったのは旧作をレンタルしたいからです。最寄りの店は旧作落ちが遅い……と思ったら「遊戯王GX」が二期丸々旧作落ちしてました。15本一期に旧作落ちって、どういう管理をしていたらそうなるんだ。ひとつひとつのタイトルを個別に管理してたりしないんだろうな。とりあえず今日の所は最寄りで旧作落ちしてない「アカギ」をTUTAYAでレンタルです。アカギvs鷲巣はまだ連載続いてるのにアニメやっちゃうんだから豪気なことですよ。もう10年やってるんだっけ(笑)。
 あと同店で「生徒会役員共」「ネギ」の新刊をゲット。今日入荷しないと盆進行でヘタすりゃ来週なので助かりました。「ネギ」は特典付きも一応ありましたが、スルー。さすがにそこまでは手を出せません。そもそも「ネギ」はアニメも見てないし。「ネギ」のレビューはしばらく後にまとめてやると予定です。たぶん長谷川の奇妙なポジションについてあれこれ書くことになるかと。「生徒会役員共」は明日です。

 予定通りSSも書いてました。予定外だったのは書き上がらなかったことです。今日は実際にゲームを起動してチェックを入れてアップへ動くつもりだったのに、終わらなかったとはな……。前2作よりもちょっと長めになりそうな手応えです。もっとも私自身の執筆速度が遅くなったのも原因のひとつではあります。とりあえず少し長い目で見ることにしましょう。ちゃんと完成させるつもりでいますから。
 ただ、アップをどうするかが問題です。もう長い事HPの方をほったらかしだから更新の仕方とか忘れちゃったかも(苦笑)。ブログってひとつのエントリの再大容量とか決まってるんだっけな? わかんないや。

 「バンブラDX」の「大地の物語」を凄いやっつけ仕事で完成させました。頭の中の記憶だけで作りましたから、原曲とは大きく違っていることでしょう。でもまあ投稿考えて無い曲ならこういうのも有り。あー、スパロボの曲をアレンジして作りたいなー。あ、そうそう、TUTAYAにTMのアルバムがあったんで、欲しい曲が手に入りそうです。これであの曲も作れます。作ってばかりで音ゲーとしては遊んでないような気もしますが、気にしない。ラジオの昨日で南国風とか和風とかアラビア風とかにして聞くだけでも楽しいです。

スライムマスター戦記9

ドラゴンクエストV 天空の花嫁ドラゴンクエストV 天空の花嫁
(2008/07/17)
Nintendo DS

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 エスターク打倒に成功しました。32ターンです。主人公のレベルが77まで上がってますからそりゃ勝てるわーといった感じもありますが、圧勝という程楽だったわけでもありません。エスタークに殴られてメタリンワンパン死です。さすがエスターク。HP115しか無いとはいえ、守備力400オーバーのメタリンからオーバーキルダメージを奪うとは。ちなみにだいたいHP200くらいのはぐりんからはさすがにワンパン出来てません。メタリンも守備に徹していれば死なずに耐えられるでしょう。
 ただ、メタリンはフバーハ持ちなので必須キャラなのです。外すわけには行きません。しかもうっかりしてベホマンをパーティから外していました。つまりザオリク要員がいない。やむをえず主人公のザオラルで代用……なんか前も同じような事をした記憶が……成長しないな、私は(苦笑)。あとは一軍最後尾のアーサーをバイキルト要員のビアンカと入れ替えたりホイミンでベホマラーかけたりしました。スライム二匹の出番は無かったかな。それにしてもミルドラースもエスタークも輝く息とか使うくせに冷気に弱いんですよね。なぜでしょう。実質使えるのはふぶきの剣くらいで味方側にヒャド系使えるキャラはいなかったりしますが(ゲーム内部にはエフェクトとして味方側のヒャドも存在しているらしい)。
 メタリンとはぐりんを比較してみると、両者ともに守備力と運が最強。最終的にすばやさも最強になります。絶対耐性の持ち主でエスタークのブレス、魔法もまったく通用しません。でもマホトーンに弱い。マヌーサは効かない。ルカナンなども無効。従ってスクルトをかけてしまえば凍てつく波動以外ではキャンセルされない。攻撃力は最終的にどちらも150+武器程度。強くはないですが、弱くも無い。パペットマンは120ですからね。 
 違うのははぐりんはHPがかなり伸びる。300くらいまで行くらしい。限界レベルははぐりんの方がかなり低いが一度にドカンと成長する。MPは同程度。身につける魔法が異なる。はぐりんはイオ系、ギラ系を覚えるが、メタリンはろくに攻撃魔法を覚えない。はぐりんはスカラ、メタリンはスクルト+フバーハ。総合的に見てみるとHPが低いからといって単純にメタリンをはぐりんの下位互換とは言えなさそうです。むしろメタリンの方が使う上では便利かも。
 両者とも限界レベルは高くありませんから、すごろくでは大活躍です。レベル7のはぐりんに祝福の杖を持たせれば負ける要素が無い。メタリンレベル20だとちょっと危ない。さまようよろいのクリティカルを二発喰らったら死んでしまいます。それでもすごろくクリア出来て無いんですけどね(笑)。
 というわけでスライムマスター戦記は終了。次はスピードクリア程度+人間キャラ全使用程度の制限で気楽にやろうと思います。ちょっと間を開けて。

 んじゃ、SSの続きを書くかー。

冷たいこの雫が落ちる前に

大合奏バンドブラザーズDX大合奏バンドブラザーズDX
(2008/06/26)
Nintendo DS

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 あ……駄目だった……(泣)。つたない音感を頼りに「Usual place」のギターパートをなんとか作り上げて、曲を最後まで通して流せるように出来たのですが、入らない。ボーカルパートが終了した瞬間に120小節すべてを消費してしまいました。後奏がまったく入りません。あと10小節ほど足りない。なんでもリズムのテンポをいじって倍の長さを入れてしまうテクニックもあるそうなのですが、そういうのはもっと熟練してからにしたい。
 というわけでどこかを泣く泣く削らざるを得ません。といっても削るのはせっかく作ったギターパートになりますよね。後奏をカットというのは難しい。この曲は間奏がとても短いため、実質曲の大半がボーカルパートです。やはりボーカルパートは削りたく無い。となるとやっぱギターパートか……。なんとか作ったといっても、たぶん音は外してるだろうから採用狙うならカットした方が良いのかも。
 でもですね、wifiラジオモードでランク上位の曲や新規採用された曲を聴いていると、出来が良いですよね、やっぱり。少なくとも私の作っている曲よりも完成度で上を行ってます。それが身に染みてわかるのが辛いです。泣き言言ってもこればっかりは数をこなすしかありません。おそらく「バンブラDX」は長くプレイするタイトルになりそう。あ、でもでも任天堂が投稿を受け付けている間にスキル上げなきゃ駄目だわ。
 その後、気分を変えてTMの「大地の物語」を打ち込んでみました。木根氏によるこの曲は前奏まったく無しで複雑な進行も無くやりやすい。この辺を踏み台にして「THE POINT OF LOVERS' NIGHT」「Nights of The Knife」を作って行きたい。あー、名盤『humansystem』も欲しいな……どうして二度ほど買ってるはずなのに今手元に無いんだろう(泣)。たぶんデジタル音源黎明期のこの頃の曲の方が打ち込み易いはずだ、と考えています。さて、実際やってみたらどうなるかな。

 明日久々に休暇です。買い物したらこの間のSSの続きかな?

切ない闇が虹に変わる

大合奏バンドブラザーズDX大合奏バンドブラザーズDX
(2008/06/26)
Nintendo DS

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 結局昨日の接続事故は雷が私の住んでいるところの集合機器(なんて言うのかはわからないけど)をぶっ壊したということだったようです。すごい雷だったし、実際停電もあったわけだし、納得。今日の昼間なぜか目が冴えて眠れなかったため、その辺の原因追及に時間を費やしました。あちこちたらいまわしされましたが、最終的には判明しているので良しとします。自分の機械に障害があったわけではないと知ってほっとしました。案外その辺が眠れなかった理由かもです。

 朝の段階ではネットに接続出来なくて手持ち豚さんになってしまい、「ドラクエ5」のはぐりんレベル上げをした後で「バンブラDX」で製作中だった「Usual place」の続きをやりました。
 中断する直前の部分までは結構あちこちのパートを聞き取れていたのに、その後からいまいちゴチャゴチャしてわかりづらくて苦労してます。それでも一部これまでに制作済みの部分も修正して、一番をほぼ完成までこぎつけています。この曲は2番の出だし以外は流用出来ますから、あとは間奏のギターパートを上手くこなすことが出来れば完成間近といったところです。
 でも微妙。残り小節数がギリギリっぽくてギターパートをフルに入れられるかどうかわかりません。とりあえずやってみるしか。そこまでやって全体的なバランスを取って修正すれば投稿出来るかな? 結構判定厳しいらしいから覚悟はしておかないと。
 新規のダウンロード曲には凄い曲が来ました。TMの曲といえばオマエら揃って「GET WILD」しか知らねーのかよといった流れの中でまさか「GIA CORM FILLIPPO DIA」を投稿してくれる人がいるとは。アルバムにしか収録されていないマイナー気味なこの曲、実は個人的にとても好きだったりします。ありがとう、ありがとう。むう、私もひとつはTMの曲を作らなきゃ駄目だな。

昨日の出来事

 寝ている間にまたすごい雨が降って雷もドカドカ鳴っていました。どうやら気がつかない間に停電も起きていたらしく、ビデオは日付がリセットされているし、ケーブルTVの電源も落ちています。そんな中でスリープさせていたMacはそのままスリープしたままだった……のですが、ネットにつながりません。ぐはっ。
 各接続機器はアラームランプを点灯させていません。となると両極のどちらか、もしくは両方がおかしいということのようです。雷のせいでサーバとこちらをつなぐどこかのケーブルがやられたのか、それともスリープさせていた私のMacになんらかの異常が発生したのか。後者だと非常にめんどくさいことになってしまいますから前者であって欲しいところです。
 私はこうした機器の知識に乏しいので、調べてみてもよくわかりません。調べようにもネットに接続出来ないわけでどうになりません。サブのノートで接続を試してみても上手くいかない様子。Macを介さずLANポートから直接接続しているwifi用の機器の方もきちんと動作していないようです。つまりWiiやDSでも接続出来ない。となるとMac本体の異常という可能性はおそらく低い。もちろん再起動かけても駄目。
 機器に異常が無いならプロバイダかどっかの問題ですから、放置しておけばいずれ復旧するでしょう。というか今はオフラインでテキストを書いてますから、これがアップされる頃には問題も解決しているはず。
 でも本当に困りますね。いかに日頃からネット依存しているかを思い知らされます。メールを読めないのはまずい……通販でそろそろ届くかもしれない物があるのに、発送メールを読めないとなると面倒なことになります。代引きだからなー。

 さて、話は変わってDS「ドラクエ5」のスライムマスター戦記です。グランバニアの洞窟1Fではぐれメタルを毒針で即死させたら風神の盾で残りの敵を吹っ飛ばすという作業の続きになります。面倒といえば面倒です。はぐれメタルを刺した直後に残った味方の攻撃でメッサーラやミニデーモンを倒してしまうとパーですからね。それでも出現頻度は高い。複数出る時もある。レベルは嫌でも上がって行く。なにしろはぐれメタルですからね。ミルドラースを倒した時に55だったレベルは72まで上がってしまいました。
 が! ですが! 155匹目! 確率1/255でミスあり複数倒しも有りということを考えるとほぼメタルスライムメタリンを狩った時と同じ手応えになるでしょうか。来ました来ました、はぐりん来ました。長い事「ドラクエ5」をプレイしていて初めてのはぐりんです。うわー、これは嬉しいわー。でもHP6だー(笑)。
 今回の目的ははぐりんを仲間に引き入れてエスタークを倒す事ですが、さすがにHP6じゃどうにもなりません。硬さではメタリンと同じですからね。これから経験値稼ぎをして鍛えて装備を与えて……ということになります。盾以外のメタルキング装備は揃ってます。最大HPはメタリンの方が低いため、守備力はメタリン>はぐりんな感じで行きます。ちなみにギガンテスの一撃すら涼しい顔でかわしてしまうメタリンが、隠しダンジョンのメカバーンにHP削られました。恐ろしい奴……メタリンに隠しダンジョンにあったメタルキング鎧を与えたらそれも無くなりましたが。
 これは……たぶんいけますね。スライムオンリーでのエスターク退治は充分可能です。まあ、スライム二匹は出て行けないかもしれませんが。あ、あとスライム以外で唯一使用可能扱いになっていたモンスター、しびれくらげも一応育ててみました。意外と育ちますが、役には立たない(苦笑)。

 それにしても雷めー(怒)。今の時期は電源落とした方が良いのかもしれません。あんな雷雨が来るなんて思わなかったといっても、ついこの間もあったことだし、油断ですね。

復讐者の棺

復讐者の棺 (講談社ノベルス イN- 5)復讐者の棺 (講談社ノベルス イN- 5)
(2008/08/07)
石崎 幸二

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 第18回メフィスト賞受賞者石崎幸二の新刊です。シリーズ前作「袋綴じ事件」から間の空く事なんと6年。普通これだけ新刊が出なければシリーズ終わったと思って当然です。でも復活した! おめでたい。一年くらいでまた新刊読めたら良いですね。しかし兼業でなきゃ絶対にやってられない刊行ペースだな(苦笑)。
 作者と同名のおっさんと女子高生ふたり組によるレギュラー陣は、どこをどう読んでも作者の願望を投影しているようにしか思えない。作中での石崎幸二は典型的ないじられキャラで、ミリアとユリにさんざん突っ込まれている。唯一のシリーズ外作品「首鳴き鬼の島」もそうだったが、石崎氏はそんなに女性に酷い目に合わされるのが好きなのだろうか。どこまでマゾいのか。ただ石崎氏の場合、それがあまりにもあからさまであることが、イヤミったらしさを感じさせなくしている。しかも前作で登場したふたり組の友人が今回も登場し、三人組になった。これは嬉しい誤算。
 基本的に文章自体あまり上手ではない人である。構成もいまいちかもしれない。作品序盤はあまり事件と関係の無いミリアとユリの石崎いじりばかりで伏線も何も無い。実時間では前作から三週間なのに6年くらい放置されてたみたいな自虐的なギャグはこの作品ならではだろう。しかしなかなか顔を出さないからって合鍵使って石崎の自宅まで乗り込んで行くふたりの真意がわからない。こういうのもツンデレと言うのだろうか。
 この作品は孤島で発生する連続殺人事件なのだが、石崎達はあくまで事件の観測者扱いであるため、自分たちに危害の及ぶ危険が少ない。そのためあれだけ短い時間に多くの殺人が起きているにもかかわらず、緊迫感といったものがまったく無い。死ぬのは初対面の人間で、出会ってからすぐにバタバタ死んで行くのだから緊張感も何も無くて当然といえば当然だが、舞台装置をもう少しいじくればなんとか出来たと思う。舞台は一度建設途上で放棄されたテーマパークなのだが、果たしてここを舞台に選ぶ必要はあったのだろうか。復讐の切っ掛けとなる10年前の事件ともまったく関係のない場所である。
 トリック自体は前作「首鳴き鬼の島」と似たギミックが使われている。おそらく前作構想中に今作も並行して考えられていたものだと思う。同じネタでも別の味付けでこんなことが出来るぞ、といったみたいな。これはある種ミステリ作家としての意地なのかもしれない。DNA鑑定というミステリ作家にとっては天敵のような要素をどう扱うかは作家による。犯人は事件そのものを成立……つまり連続殺人を完遂出来ればそれで良く、その後の逃亡までは考えていない。だから事件中に鑑定されなきゃ大丈夫というもの。漫画「金田一」あたりはこのケースが多い。「首鳴き」「復讐者」はあくまでDNA鑑定と真っ向勝負。その穴を突くというスタンスを取っている。その見地に立った場合、筆力が無くても構成が甘くても。どちらの作品もとてもユニークで面白い。
 まあ面白さは正義というわけで、6年ぶりのミリアとユリの活躍を堪能させてもらいました。それにしてもラストシーン……本当に石崎はマゾだな(苦笑)。

か~もね、ハイ!

リズム天国ゴールドリズム天国ゴールド
(2008/07/31)
Nintendo DS

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 昨日書いてた新刊を買いに出てみたものの、どこにも無い。うーん、ノベルスのマイナー作家の作品だからそもそも入荷しないという可能性が高い……案外ノベルスって書店でもコーナー狭かったりするケースが多くて、大きな店じゃないとあまり頼りにならないってのも確かではあります。改めて出撃しなければいけません。どうもぼちぼち読了の報告が出ているらしく少し焦り気味です。でも今日は凄い雨です。雷です。ドッカンドッカン鳴ってます(泣)。
 「ドラクエ5」で地道にはぐりん狩りをしつつ、「リズム天国ゴールド」もちょっとやってます。各ミニゲームはクリア状況によってカテゴリ分けされていて、平凡=銀、ハイレベル=金、パーフェクトの3段階があり、出来る限りハイレベルの取得が重要になります。なぜなら普通のプレイでパーフェクトを取ってもパーフェクト扱いにはならないからです。プレイしていると時々金カテゴリの中からひとつパーフェクトキャンペーンなるモードが発動して、その期間中のパーフェクトを取らないとパーフェクト達成にはならないのです。
 そういうわけで金を増やすべくぷちぷちミニゲーム潰しをしています。まずCMでも使われている「ピンポン」……これは厳しい(泣)。オール弾く操作でややデリケートなのもありますが、ちょっとばかり曲が長くてどこかでミスってしまいます。なので諦め「ロボット工場」へ。これもCMでやってましたね。ロボットの頭からエネルギーを注入するゲームです。ノズルを打ち込むタイミングも抜くタイミングも重要で、途中から裏打ちが入ります。一度崩れるとボロボロになってしまうのが悲しい。裏は出来るのになぜかどうしても上手く出来ない場所があって、自分でリズムを口ずさみながらプレイする事でなんとかクリア。これはパーフェクト取らないと金になりません。
 最初のグループの4種で金を取ったため、総集編のリミックス1もプレイ。いやほんと、上手く4種のゲームを組み合わせてキレイに作ってるなあと感心します。使用されている「組立て」「ロボット工場」「コーラスメン」「アイドル」のうち、「ロボット工場」のパートで大苦戦です。どうしてもノズルをぶちこめない(泣)。でもマジリミックスは面白いです。なんとか金取れました。

 さてと、後は本を買いに行く……んですが、ヤフーの天気予報で雲が移動する様子を見極めつつ、隙を突いて行かねば。でもおかげでお金は下ろせなかったよ。

スライムマスター戦記8

ドラゴンクエストV 天空の花嫁ドラゴンクエストV 天空の花嫁
(2008/07/17)
Nintendo DS

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 実は昨日エントリをあげた直後、プレイを再開してみたらミルドラースの間の目の前だったですよ(苦笑)。朝プレイした時にここでスリープさせていたのをすっかり忘れていました。もう面倒だから倒してしまえーとばかりに挑みかかり……わりと……あっさり……(泣)。あれれビーストマスターの時の激戦が嘘のようならくちん戦闘に終わってしまいました。やはり「めいれいさせろ」封印ってのは大きかったわけですね。
 最終メンバーは一軍に主人公、メタリン、アーサー、ホイミン。バイキルト要員にビアンカ。ザオリク・ベホマラー要員にベホマン、にぎやかしというか、賢者の石やベホマラーで馬車に入れた負傷者を回復させるための囮人形としてスラリン、すらぼう。一応スライム二匹も最終戦闘に参加することが出来ました。
 ミルドラースはあまり打撃を使わないタイプでして、こうなるとメタリンは鉄壁です。本当に何も通用しない。弱点はマホトーンくらいだけど気になるようなポイントじゃないし、そもそもミルドラースはマホトーン使わない。攻撃力もそこそこ高いから安定して殴って賢者の石使って……という感じでした。アーサーは冷気に弱いため、ミルドラースの輝く息は天敵のような攻撃。息吹いて殴られてたら即死コースです。でもそんなコンボは一度もありませんでした。ホイミンはどくばり装備ですんで、普段は防御。
 危ないのはフバーハの加護を受け損なったスライムが表に出た時です。ブレス攻撃一発で7割のHPを持って行かれた光景にはぞっとしました。防御させときゃいいんでしょうけど、あえて凍てつく波動を使わせるためにスクルトかけてたらこの有様です。あ、あとミルドラース前半戦では雑魚にメダパニかけたりもしました。
 というわけでスライムマスター戦記終了!……うーん……やっぱ間が開いてしまったこともあって盛り上がらないことこの上無い……。不完全燃焼のまま終わりにするのはちょっと勿体ない。そこでエスタークを標的にして、はぐりんを狩ることにしました。はぐりんと一緒にエスタークを倒せたら終了。
 でもやばいす。さすが確率1/256。何がやばいってレベルがあがりすぎてしまうことですよ。ベホマンが成長限界を迎えたんで、キングスをじいさんから回収してます。キングスはスペックいまいちですね。打撃系なのかと思ったらザオリク・フバーハ・はげしい炎・メラゾーマなんか覚えて魔法使い系っぽい感じ。MPもそこそこ伸びてます。

 さあ、ぼちぼち6年越しの続編の出るアレの発売日。今日あたり出てるのかな? 楽しみ。

リズム天国ゴールド

リズム天国ゴールドリズム天国ゴールド
(2008/07/31)
Nintendo DS

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 自分がどうやら音痴らしいと気づいたのは結構遅い時期でした。もう大学生になっていて、それまでは歌とかヘタだとか少しも感じてなかったのです。まあだからといって歌のレッスンとか受けたりはしてません。普通そこまでしないでしょう。今でもどの程度ヘタなのかよくわかってなかったりしますし。
 ですが「バンブラDX」を買って曲を作ってるうちに、こりゃどうもリズム感が良く無いようだぞ、音程もずれてるみたいだけどね、みたいなことを感じたのです。というか、歌診断でバーバラ様にそう言われました。じゃー、リズム感ってやつをなんとかしてみるか……というわけで買いました「リズム天国ゴールド」。
 もともと「メイドインワリオ」のチームだったスタッフが開発を担当しているということで(近年のゲームにしては驚く程スタッフの数が少ない)、ミニゲーム集の体裁を取っています。ただしアクション性のあるゲームはひとつもありません。ランダム性も無し。ただひたすら純粋にリズムに乗せてタッチするゲームになっています。グラフィックはあくまで演出でしかなく、目を閉じて音を聞いてタッチするだけでも基本的にはクリア可能です。むしろその方が惑わされずにプレイしやすいものも多い。
 とりあえずエンディングまでプレイしました。エンディング後、それまでのミニゲームの高難易度版も出現しますから、まだ最後までやったわけではありません。基本は直前に提示されたリズムをなぞること。たとえばタンタンタタタン、みたいなリズムを提示されたら、タッチペンでその通りに叩けばいい。それだけだと単調になりそうなところを新要素の「弾く」が上手い具合に中和しています。これでぐっと溜めて解放するというリズムを再現していて、よく考えたもんだなーと感心しました。操作はほぼタッチ&弾くだけ。ごく一部にタッチしたまま擦る操作がある程度です。
 一通りやってみて、やっぱ私は微妙なリズム感をしているようだなと再確認。単純なフレーズをこなせなかったりします。特に大苦戦したのがリフティングです。練習モードでろくにリフティングを続けることが出来ません。ぽろぽろボールを落としてしまうため、チュートリアルでしかないのに先へ進む事が出来ず、もの凄く苦労してしまいました。どうもミディアムテンポあたりでリズムに乗るのが酷く苦手なようです。
 ミニゲームはグループ分けされていて、4種一組です。その4種をクリアすると、4種を複合させたリミックスが出現します。これが面白い。同じ曲の中でポンポンとミニゲームが切り替わって忙しくも楽しい。ほんと、基本はタッチするだけなのにここまでバリエーションをつけられるのかと感心します。これは制作側もセンスが無いとなかなか作れないと思います。
 ちょっとミニゲームによって曲の長さにかなりの違いがあるのが気になるところ。長いものは結構長くて疲れてしまいます。「押忍!闘え!応援団」ほどではありませんが、肩に負担がかかりますね。ちょっと痛いです。しばらくの間はガッツリプレイするのは避けてちょっとずつ行きます。面白いですよ。

 「ドラクエ5」スライムマスター戦記も再開してます。「ここまで来たらはぐメタ狩りをやめよう」というレベルに達してしまったのですが、再開して即ミルドラース倒すだけというんじゃつまんないんで、もうちょい頑張ってみます。狩れたらエスターク狙うのも良いかもしれませんね。

帰って来たアイスブルー

 あちゃー。もう一日、二日くらいは猶予があると思ってたのに今日DSが修理から帰還して参りました。一応SSの方は新しいテキストエディタをダウンロードとして書き進めていて、そこそこ調子良く行っていたのですが(苦笑)。その猶予の間に書き上がる予定だったのに……勿体ないので、ちゃんと時間を取って後日書きます。今日はちょっと無理。
 とりあえず帰還のご報告を。修理箇所はヒンジとタッチパネルの二カ所でした。これは部品交換程度では直らないのではと考えていた通り、3500円の実費と引き換えにして新品交換となっています。同梱品の欄にフィルターを書き忘れていたせいか、フィルターは入っていません。これは失敗。当然もともとの水色のままです。色違いも悪く無かったかな。新品ですから当然のことながらシリアルナンバーも変わってますし、液晶も別物です。上画面に二カ所入っていたドット欠けは消え去りました。新たに別のドット欠けが……ということもありません。あとちょっと映像の色合いが変わった感じがします。全体的に色が濃くなってますね。リチャードの黄色味がはっきりと違う。フィルターは後日自前で準備します。
 今日は「どうぶつの森」の修理中期間の補完に追われました。9日分のおつとめを全て一日でやっちゃってます。これは結構きつかった。幸いにしてお気に入りの住人を失うこともなく、花を枯らすこともなく、元の村の形を維持しています。また久し振りにジョニーを撃墜出来ました。なぜか真実の口をゲット。
 それとDSの無い期間に購入していた「リズム天国ゴールド」をプレイしています。うむ、面白い……自分のリズム感の無さを再確認しつつ進めています。明日には「ドラクエ5」を再開です。二周目のプランはまだ未定。どうしよ。

途中経過にもならない

 昨日の続き。書く話自体は決まっているんですが、それをどういう構成に仕上げるかどうかを考えていました。今回は締め切りがあります。DSが修理から帰って来るまでに書くという話です。だからさっさと書き始めなければいけません。この辺で一日くらい休みが欲しい……んですけど、今月はいろいろあって休みそのものが……まあいいや。
 後は良いテキストエディタが欲しい。実は今のマシンに変えてからいまいち使い勝手の良いテキストエディタが見当たらないんですよね。うーん、改めて探してみようかな。

月と海

 DSが戻って来るまで後数日といったところでしょうか。さすがに今週末まで伸びるなんてことは……でも任天堂のサポートのページには夏休みは修理の依頼が増えて混雑し、遅くなる事があるかもよ、みたいなことが書いてあって気になってます。うむ、わからん。ヒンジの破損もタッチパネルの補正の方も大手術になりそうなんですよね。いっそ下半分全部新しくしちゃった方が早いんじゃないかって感じです。まあ実際に新品になって帰って来たという話もぼちぼち聞きます。その辺は楽しみにしておいて良さそう。
 で、帰還までのこの微妙な期間をどうするか……と考えていました。「アカイイト」をプレイするには少々日数が不足気味。それに今あまりノベルゲーをプレイするようなテンションがありません。DS戻ったら「森」とか「バンブラ」とかやりたいものがいっぱいありますからね。中断するのが目に見えているのにプレイするのはちょっと問題有り。
 今回はゲーム以外に活路を見出してみようということで、久し振りにSSを書いてみます。まず最初に考えたのは「遊戯王GX」のオリジナルストーリー。十代が卒業した後、その活躍を知る生徒もいなくなった頃に偶然十代の決闘譜を見た女生徒が、彼の後を追いヒーロー使いの道を歩む……という……でもこれは長くなりそうだし、そもそもデュエルを文章で表現するのは少々難しい(苦笑)。それでも試しに導入だけ書いてみたものの、どうも腕が錆び付いているような気がしてちょっとヘコんだ(笑)。
 そこで過去作品をいくつか読み返してみて、サイズ的にこの辺りの系列を書くのはどうだろうか、とKID系のある作品に目を付けました。いざこれ行こうと決めたらネタが浮かぶのも早くて良い感じです。このまま以前の調子を取り戻せれば作品のサイズからいって一日で書けてしまうでしょう。取り戻せればですけどね。そう上手くは行かないと思ってます。それでもDSが戻って来るまでにはなんとか。

 amazonを使ってあるソフトの予約を入れました。なんかこう、ちょっとピンと来るものがあったので。もう随分長い事こういうタイトルから縁遠かったんですけどね。
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