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Q.E.D.証明終了(39)

Q.E.D.証明終了(39) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.証明終了(39) (月刊マガジンコミックス)
(2011/06/17)
加藤 元浩

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 やっとこさ「QED」レビューの続きが書ける! なんと去年の二月以来……この一年まともに漫画レビュー書けなかったもんなあ。コレはアレ、転勤してから書けなくなったってことですね。忙しかったもんなあ。こういうレビューって書くのに結構時間がかかるものなんです。でもここまで長い事書けてなかったとは思わなかった。これから夏くらいまでは多少余裕が出て来るから、それまでに溜まったレビューを消化したいです。というわけで、今回は39巻です。

 第七十六話「ああばんひるず六号室事件」
 アパートの大家の婆ちゃんが殺された。可奈は友人の頼みでアパートにアルバイト大家(なんだそりゃ)として入り込み、内情を探る。住人達は一見まとも、普通そうでいて、それぞれ微妙な怪しさを纏わせている。自殺と思われた事件当時、実際アパートでは何があったのか。いったい誰が犯人なのか。容疑者はそれぞれループするように他の人間が怪しいと指摘している。スケールの小ささを除外して考えればわりと王道なミステリ展開ではあります。
 普通に読んでると全然出て来ない燈馬君があんな形で出て来てさすがに吹きました(笑)。似合わねー。安楽椅子タイプで足よりも頭を使うタイプの探偵だから、こういうのは実に珍しい。初めてじゃないかな。いつも情報を集めるとなったら可奈に丸投げする燈馬君が、こうして自分で苦労して情報に近づくなんてこと、今まであったかしらん。しかし吝嗇家なんて言葉、初めて見たわ。
 で、情報を収集した燈馬君が普通に推理して、たいした余韻も無く物語は終了。最近はこの余韻に力を入れる傾向があっただけに、こうしてあっさり終わってしまって喰い足りない思いをした人も多かろうと思います。が、この話はそもそも力を入れた方向性が違うんですね。可奈も燈馬君も狂言回し的な立ち位置でしかなく、物語に入り込んでいるとはいえない。むしろ主役は容疑者たちであると言える。
 さて、今更言うまでもなく「QED」はミステリ漫画です。この「QED」というワードが出て来たら「情報は全部出ました。これから解決パートです」という流れになります。今回のワードは難しかったな。一瞬わかんなかったわ(笑)。今回の場合、本当にワードが出た時点で全ての情報が提示されています。その時点できちんと推理すれば、今回の真相はちゃんと見出せる。よくある燈馬君のドミノ倒し的推理をする必要も無く、提示されたパーツを組み合わせればオッケー。つまり今回は普通に「ミステリ」なんです。論理的思考できっちり推理出来るような話をたまにはやりたいなあ、と加藤氏も考えたんじゃないでしょうか。だから変な余韻も無い。設定した要点を軸に無駄無くひとつの話を構築したという意味では、今回かなり良く出来ています。さて、みんな推理は当たったかな? 一番の材料はアパートの見取り図ですかね。

 第七十七話「グランドツアー」
 エヴァが出てる! いつ以来だろう。今回のテーマはなんとボイジャー計画。安アパートからいきなりスケールアップした(笑)。ボイジャー計画自体は行われた時期的に言って、私世代の人間なら大抵の人が知ってるんじゃないですかね。いろんなメディアでそんなことをしたって話を見ました。でもスイングバイ航法ってのは初めて知ったかな。こんなムチャクチャな方法で加速を得るなんて、マジで誰が考えたのやら。気が狂ってる。そんな連中とコネクションがあるとか、燈馬君もいい加減顔広過ぎ。もう「人間の感情には疎い」とかどうでもよい設定になっちゃってるな。ただ燈馬君の場合、飛び級でMITを出てるせいで、年下の知人がほとんどいない。逆におっさんの知人が異様に多い。これは森羅もそうだね。
 ケープ・カナベラルといえばストーンオーシャンを思い出すのは私だけではないはず。さあこいプッチ神父! そういや「ジョジョリオン」の名無しの主人公に付けられた名前を見ました。なんだありゃー。扱っている話のスケールが全然違うとはいえ、どいつもこいつも心にイチモツありそうな連中が集まって、平穏なようでいて不穏な会合をやらかすということでいえば、「ああばんひるず」も「グランドツアー」も同じと言えます。おかげで誰もが怪しく見える。
 何か起きそうだという会合に何故か呼ばれる主人公。ミステリにおいては「探偵役にも事件の中でなんらかの役割を持たせるために意図的に巻き込む」というのがセオリーです。ちょっと変形ですが「金田一少年の殺人」なんかもそういうタイプですね。大抵は間違った推理へ誘導するために、間違った推理をする人間が必要、みたいな感じでしょうか。でも作品では間違った推理の上を行く事で話は決着する。今回もそのパターンでした。あんな写真から真相を見抜く燈馬君ハンパねえ。でもってロキとエヴァ、何もしてねえ(笑)。

 次の40巻で掲載誌のマガジンイーノが廃刊になってしまいます。でもって季刊のマガジンプラスへ移籍。これによってこの作品の隔月連載長寿記録は妙な形で途切れてしまうことになりました。それじゃ単行本発売ペースが半分に落ちてしまうということから、半分書き下ろすという本当に妙な形になることに。この作品の場合、もう掲載誌とか無くても部数落ちないと思いますけどね。全部書き下ろしでいいじゃん。
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